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政治家の失言、暴言はいまに始まったことではないが…

 政治家の失言、暴言はいまに始まったことではないが、この人の場合は国政運営という点からみても多くの国民を落胆させたのではないだろうか▼先の衆院選でにわかに結成された希望の党の代表である小池百合子・東京都知事だ。民進党出身者の受け入れ公認をめぐり「排除」という言葉で選別する方針を示したことが有権者の反感を買い、自公の安倍政権の存続を脅かすかもしれないと注目を集めた選挙戦で惨敗した▼政治家の言葉はその時々で一言、一言が大きな結果をもたらす。小池氏は都知事就任以来、都議選を含めかつてないほどの追い風を受けていた。気分が高ぶった中での発言だったのか、選挙結果を受けて「おごりがあった」と反省したが後の祭りだった▼確かに言葉は不思議なものであり、その威力は計り知れない。口をついて出る言葉は、アクセントや抑揚の違いで丸くもなればとがりもする。勇気を与える言葉もあれば、逆に心ない人が言葉の暴力を振りかざして人を死に追いやることだってある▼不用意な発言によって結果的に事の重大さを知る。八重山民謡の代表的な教訓歌「でんさ節」の一節では時と場を考えて発言しなさいと教える▼言葉は人の心を表現する文化。心の底に届く言葉、人生に大きな転機や影響を与える「ひと言」の重みを大切にしたい。(鬚川修)

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