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種子取祭始まる 庭と舞台の芸能奉納 竹富島

竹富島最大行事「種子取祭」の2日間の奉納芸能が幕開け。勇ましい掛け声とともに力強く跳びはねる「馬乗者(ンーマヌシャ)」に盛大な拍手が送られた=30日午前、世持御嶽

竹富島最大行事「種子取祭」の2日間の奉納芸能が幕開け。勇ましい掛け声とともに力強く跳びはねる「馬乗者(ンーマヌシャ)」に盛大な拍手が送られた=30日午前、世持御嶽

国指定重文600年の歴史

 【竹富】国指定重要無形民俗文化財の「種子取祭(タナドゥイ)」の奉納芸能が30日から2日間の日程で世持御嶽(ユームチウタキ)で始まり、初日は庭の芸能と玻座間村を中心とした舞台芸能が次々と奉納され、竹富島最大行事を彩った。種子取祭は種を蒔き、農作物の豊穣を祈願する祭事で、約600年の歴史を有するとされている。会場には地域住民や県内外の郷友、観光客らが詰めかけ、島で受け継がれる芸能文化を堪能した。31日は仲筋村の舞台芸能などが行われる。

 初日は午前5時半から世持御嶽で神司による祈願、弥勒奉安殿でミルクウクシ(弥勒起こし)の儀式が行われ、竹富公民館役員らが太鼓やドラを打ち鳴らして各集落の責任者宅を訪問する「参詣」を終えた後、同9時50分ごろから庭の芸能が始まった。

 庭では、竹富小中学校の児童生徒と職員らによる「太鼓」や働き者の女性を歌った「マミドー」、空手を取り入れた「腕棒(ウディボー)」、男たちが馬型を体にくくり付けて勇ましい掛け声とともにダイナミックに跳びはねる「馬乗者(ンーマヌシャ)」などを奉納した。

 舞台芸能では玻座間村の弥勒、うつぐみの心を表現した舞踊「しきた盆」「竹富口説」、独特の狂言「鍛冶工(カザク)」「世曳き(ユーヒキ)」など34演目を日没まで繰り広げた。

 組踊「伏山敵討」や歌劇「ペーク漫遊記」では演者らが軽快な動きを交えて見物客らの笑いを誘い、会場を沸かせた。

 同公民館の上勢頭篤館長は「ことしも無事に種子取祭ができることに感謝し、みなさんの思いと願いがかなうよう願いながら奉納をしている。より良い種子取祭になるようお願いしたい」とあいさつした。

  • タグ: 種子取祭
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