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糸数健一氏ら12人を除名 与那国防衛協会

糸数氏側「新組織」と反論
町長選の対立深刻化

 金城信浩会長を顧問に、糸数健一副会長を新会長に選任した9月2日の与那国防衛協会総会について「会長が招集していないので法的に無効」と主張している金城氏が同月29日に総会を招集し、「町長選で相反する団体と共闘し方向性を見失った」として糸数氏ら12人を除名処分にしていたことが、7日までに分かった。糸数氏側は取材に「新しい組織を立ち上げたのだろう」との認識を示しており、町内に名称が同じ自衛隊協力団体が二つ存在することに。町長選をめぐる保守内部の対立が深刻化、今後の町内政局にも影響を与えそうだ。

 8月8日の町長選で、現職の外間守吉氏を推す協会から糸数氏が立候補、町議選には事務局長の与那原繁氏が立候補して内部分裂、糸数氏側は反外間派の革新勢力の支援を受けた。

 これについて金城氏側は、自衛隊配備に賛同し活動に協力することを規定した会則第3、4条に反すると指摘した上で「会長の職務権限を無視し、無効の理事会総会を行い、協会を混乱させたことはあまりにも身勝手で協会を愚弄(ぐろう)した行為に当たる」と非難。「このままでは協会の秩序が保てず、信頼性の薄い団体になってしまう」として除名案件を提出、全会一致で了承された。

 今回の総会は、会長の招集権を規定した会則第16条に基づき、与那国町構造改善センターで75人が出席して開催され、役員改選で金城氏を会長に再任、嵩西茂則氏を新副会長に選任した。16年度の決算と監査は、預金通帳などの引き継ぎがないとして報告ができない状態であると説明した。

 一方、糸数氏側は「金城会長に招集を要求しても応じてもらえなかった」として、会則8条3項の「理事は、理事会を構成し、本会の重要事項を審査する」を根拠に総会を開催した。

 糸数氏は「決算も監査も白紙となっているため新しい組織を立ち上げただけ。我が方の総会が本家本元」としている。

 今回の総会で除名処分とされたのは他に鳩間信助、上里安、照屋幸吉、仲本泰邑、与那覇昇、玉城賢三、鈴木修、鳩間正八、崎原孫吉、与那原繁、田島若代の各氏。

 町内政局は現在、保守内部の”親外間“と”反外間“、革新勢力の三つのグループがある。定数が6人から10人に拡大される来年9月の町議選で勢力分布がどうなるか注目される。保守陣営は、分裂状態のまま衆院選(10日公示、22日投開票)に突入する。

  • タグ: 与那国町防衛協会
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