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名蔵ダムに外来種プレコ

名蔵ダムで実施したアメリカザリガニの生息調査中に発見された、外来生物のマダラロリカリア=9日午前、名蔵ダム(八重山ネイチャーエージェンシー提供)

名蔵ダムで実施したアメリカザリガニの生息調査中に発見された、外来生物のマダラロリカリア=9日午前、名蔵ダム(八重山ネイチャーエージェンシー提供)

名蔵ダム流域の外来種の生息有無を確認する参加者ら=9日午前、名蔵ダム(八重山ネイチャーエージェンシー提供)

自然保護団体の調査で発見
在来種に影響「捨てないで」

 八重山の自然を外来種から守ろうと活動する任意団体「八重山ネイチャーエージェンシー」(渡辺直由会長)が、名蔵ダムで生態系被害防止外来種に指定されているマダラロリカリア(別名・プレコ)の死骸を発見した。9日、同所で実施した第2回アメリカザリガニ調査の過程で見つかった。同団体は、本来、島内に生息しない魚であることから「誰かが飼育していたのを投棄した恐れがある。(外来種の定着は)在来種の命を危機にさらす」と懸念を示している。

 マダラロリカリアは南米原産で、環境省と農林水産省が2015年3月にまとめた「生態系被害防止外来種リスト」に選定。市内量販店でも安価に入手でき、水槽のコケを食べる特性などからペット需要も高いとされている。

 同リストは、動物229種、植物200種の計429種の外来生物を掲載。外来生物法の規制対象ではないが、国内の生態系や農林水産業に悪影響を及ぼす可能性があるとして、適切な取り扱いへの理解と協力を仰ぐもの。

 調査には同団体とアンパルの自然を守る会、石垣島エコツーリズム協会、八重高生物部員ら16人が参加。

 同じくリストに掲載され、日本生態学会が侵略的外来種に指定するアメリカザリガニの生息有無を確認するため、素潜りやダム流域にカニかご16個を設置するなどして調べた。

 ザリガニは捕獲されなかったが、マダラロリカリアのほか、特定外来生物のオオヒキガエルのオタマジャクシ、カダヤシ、外来種のテラピアも認めた。

 八重山ネイチャーエージェンシーの高木拓之さんは「(プレコは)成長すると30㌢ほどになり、持て余す人も多い。生物への優しさから生きたまま逃がしているつもりでも、不法投棄と同じこと。島の生態系維持のためにも捨てないでほしい」と話した。

  • タグ: 外来種プレコ
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