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大人の寄り添い重要 ゆめみらいフェスタ

子どもの貧困解消について提言する(右から)安泉清貴氏、山里世紀子氏、大澤一生氏=10日午後、石垣市民会館中ホール

子どもの貧困解消について提言する(右から)安泉清貴氏、山里世紀子氏、大澤一生氏=10日午後、石垣市民会館中ホール

子の貧困解消へ3氏提言

 音楽や文化・芸能を通して子どもの自己肯定感を高め、子どもの未来に対する支援活動を拡大を図ることを目的とした「おきなわゆめみらいフェスタ2017 in 石垣」(県、沖縄子どもの未来県民会議)が10日午後、石垣市民会館中ホールで初めて開かれた。住民や教育関係者ら約40人がシンポジウムやドキュメンタリー映画を通して子どもの貧困実態に理解を深め、生まれ育った環境に左右されることなく成長できる社会実現について考えた。

 同イベントは、「つながり、皆で育む」をテーマに、同県民会議の子どもの貧困解消に向けた事業の一環として開催された。県が2015年度に実施した調査では、県内の子どもの貧困率は29.9%に上っている。

 シンポジウムでは、沖縄子ども貧困解消ネットワークの山内優子共同代表をコーディネーターに、一般社団法人サポートセンターHOPE代表の山里世紀子氏、県出身で俳優・演出家の安泉清貴氏、映画プロデューサーの大澤一生氏の3人が意見交換した。

 石垣市子どもセンター館長も務める山里氏は「開館当初、『死ね』『うざい』など言葉遣いがひどく、裸足で外に出ても平気な子どもが多かったが、雑巾で足を拭くことなど丁寧に指導することで改善につながっている。親の経済力を理由に子どもの将来が決まってはならない」と訴え、「学校現場だけで解決しようとするのではなく、センターを活用するなど、大人たちが寄り添うことは可能」と助言した。

 貧困家庭に育ち、学校時代にいじめを経験した安泉氏は「先生や近所の人など大人の一声がきっかけとなり、少しずつ話を聞いてもらえる環境が整い、いまやりたいことができてる」と話し、大澤氏は「そもそも貧困とは何か。(映画を通して)子どもたちが日々、笑顔で過ごしてるのを見ると、裕福ではないが、じゃあ貧困かと言うと首をかしげる」と疑問を投げかけた。

 シンポジウム終了後、日雇い労働者の町・釜ヶ崎で子どもたちを38年間受け入れ続けている児童館「こどもの里」を題材に、大澤氏がプロデューサーと構成を担当したドキュメンタリー映画「さとにきたらええやん」が上映された。

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