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自殺者8年間で105人 八重山管内

八重山地区の自殺者数の推移(八重山保健所提供)

八重山地区の自殺者数の推移(八重山保健所提供)

経済や健康など引き金
40~50代働き盛り男性が特徴

 2009年から16年までの8年間で八重山管内の自殺者数が男女合わせて105人に上っていたことが、八重山保健所(国吉秀樹所長)のまとめで分かった。年間平均13人が自殺したことになる。全自殺者のうち男性が82.9%にあたる87人、女性は17.1%の18人だった。八重山では40代と50代の男性自殺者が多く、全体の41%を占めている。同所は、経済や健康、家族問題が命を絶つ引き金になっていると分析。担当者は「八重山は働き盛りの男性が自殺するケースが特徴。一人で悩まずに誰かに相談してほしい」と呼び掛けている。

 過去8年間の自殺者を年代別でみると、男性は50代23人、40代20人、30代13人。女性は30代と60代がともに5人だった。

 同所によると、人口10万人あたりの自殺者数は全国22.16人、県22.22人に対して石垣市が25.1人、竹富町が32.06人となっている。八重山地区は人口が少ないことで変動が大きいという。

 県が14年度に行った「自殺対策に関する県民の意識調査」では、県内の自殺者数の現状について「知っていた」と回答した人が県全体の48.3%に対して八重山は35.7%と低かった。また、身近な人や自分自身のうつのサインに気づいたときの対応についても「精神科のある診療所や病院受診をすすめる」、「誰かに相談する」と回答の割合も低い結果となっている。

 ストレス解消法では、女性は「人と話をする」が多く、男性は「お酒を飲む」が最も多い。同所によると、飲酒は思考や判断力を低下させ、長期的に抑うつ状態を引き起こして自殺リスクを高めることから、注意を呼び掛けている。

 担当者は「自殺の背景はさまざまだが、周囲が変化に気付き、どう働きかけるかが重要。一人で問題を抱え込んでいるケースが多く、誰かに相談してほしい」と話している。

 同所は、9月10日の「世界自殺予防デー」に合わせ、11日から相談機関を紹介するレスキューカードを市内のスーパー、コンビニエンスストア、離島ターミナル、市立図書館に設置するほか、市立図書館では自殺予防に関するパネル展を開催する。

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