八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

缶詰商品を開発 与那国水産加工

未利用資源を活用
漁業者の所得向上に期待

 【与那国】与那国漁協(嵩西茂則組合長)で水揚げされるカツオ、マグロ、カジキをオリーブ漬けにした缶詰商品を、漁協も法人会員となっている㈱与那国水産加工(東郷清龍代表取締役)が開発し、7日から販売を開始した。カジキは県外に出荷するなど販路を確保しているが、カツオとマグロは自家消費以外に利用がない未利用資源。漁協は、これらを新たな資源として活用し、漁業者の所得向上につなげたい、と期待している。

 カツオとマグロはパヤオなどの導入などで漁獲できるようになっているが、物流コストの負担が大きいため、自家消費など島内での利用に限られており、漁業者にとっては「捕れるけど捕らない」魚になっているという。

 こうした現状を受け同社は、保存期間が格段に長い缶詰商品にし、調味料にオリーブオイルと「石垣の塩」のみを使用するなど高級商品や健康栄養食品として売り出そうと企画した。

 中小企業庁のものづくり・商業・サービス革新補助金を活用して缶詰のラインを導入。漁協から仕入れたばかりの水産物をカットしてオリーブオイルとともに缶に入れ、真空にしてふたをした後、殺菌を兼ねて蒸気で70分間加熱。この後、冷却する工程で商品をつくっている。

 漁協会議室で会見した東郷代表は「与那国島の魚を使ってブランドをつくりたい。缶詰だと長持ちするので全国、香港などにも販売を展開したい」と話し、年間3000万円の売り上げを目標に掲げた。

 外間守吉町長は「缶詰商品は画期的。ぜひ成功してもらいたい」、漁協の森川洋子参事も「カツオやマグロの資源はたくさんあるが、これまで未利用だった。これを製品化すれば、漁業者の所得向上、漁業の経営向上につながる」と期待した。

 缶詰は100㌘入りで1缶がカツオ400円、マグロ500円、カジキ700円。土産品や贈答品での需要を見込む。

  • タグ: 与那国水産加工
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム