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10月にIDAが暫定認定 西表石垣国立公園陸域内

国内初の星空保護区認定に向けて報道陣の取材に応える西大舛髙旬竹富町長、中山義隆石垣市長、星空ツーリズム㈱の上野貴弘代表(左から)=6日午前、市役所庁議室

国内初の星空保護区認定に向けて報道陣の取材に応える西大舛髙旬竹富町長、中山義隆石垣市長、星空ツーリズム㈱の上野貴弘代表(左から)=6日午前、市役所庁議室

一部認定の基準満たさず 
ダークスカイ・パーク

 暗くて美しい夜空を保護する国内初の「星空保護区」認定に向けて、国際ダークスカイ協会(IDA、米国アリゾナ州)へ西表石垣国立公園陸域内を「ダークスカイ・パーク」として正式申請した石垣市と竹富町に対して、IDAへの申請に必要な調査業務を行っていた星空ツーリズム㈱(上野貴弘代表)が6日午前、市役所庁議室で申請書の完成版がIDAに受理されたことを報告した。一方、町内の街灯の一部がIDAの認定基準を満たしていないことから、暫定認定となる。夜空の暗さで示すランクはシルバーで、認定は10月中となる見込み。

 市と町は共同で7月24日に自然公園やエコパークなどが認定対象の「ダークスカイ・パーク」に西表石垣国立公園陸域内の石垣島北西部と竹富町8島全域を含む4万653㌶に保護区申請を行った。8月17日現在、星空保護区は世界で85カ所が認定されている。

 上野代表によると、IDAが受理した英文の申請書は115ページ。認定に必要な八重山諸島の星空資源の解説や夜空の暗さ調査結果、環境省や県知事、両市町観光協会や民間のサポートレターなどが盛り込まれている。

 暫定認定は、陸域内で石垣市と竹富町が管理する街灯全683基のうち、510基(74.7%)がIDAが示す基準の上方に光が漏れ、「基準に合った街灯数が全体の3分の2以上」に達していないことが理由。暫定認定後3年以内に基準を満たさなければ保護区認定は取り消される。該当する街灯は竹富町内のみで、町側は基準に合った改修整備を進める方針。

 一方、国内初の保護区認定によって星空のブランド力が高まり、国内外から観光客の誘客が期待される半面、ホテルや商業施設などの新規開発などによって生まれる光害の拡大が懸念。

 市は今後、光害の抑止を盛り込んだ星空保護条例を新たに策定して地域や企業などに周知・啓発するほか、星空に影響しない屋外照明の使用に関する条例や光害の取り組みを評価する自治体認定対象の「ダークスカイ・コミュニティー」に向けてレベルを上げる考えを示している。

 保護区の認定に向けて西大舛髙旬町長は「満天の空環境を行政が地域住民と連携して守り、観光に結びつけたい」と期待、中山義隆市長は「星空ブランドの確立で観光客の伸びに期待している。保護区を意識して(光害を)抑止する。街灯設置などの基準をつくり、設置企業に理解を求めたい」と話した。

  • タグ: 星空保護区ダークスカイ・パーク
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