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旧盆入り。墓にまつわる話です。…

 旧盆入り。墓にまつわる話です。沖縄では、旧暦の3年に1度あるユンジチ・閏月(神無月に似ている)年は、墓の需給が増すという。ただ墓作りが増える一方で子孫から顧みられないままの墓も少なくない▼平素から先祖に手を合わせる家の仏壇と違い、亡くなった人の終の棲家の墓は、十六日祭、彼岸、旧盆など用向きが限られていて、普段は訪れることも清掃されることもない▼私の兄弟は姉と弟2人。父が堅固な墓を遺した。墓には若くして逝った母と末弟と天寿を全うした父の遺骨が納められている。姉は嫁いでいる。弟も分家し墓地もある▼となると墓は私の娘たちへの継承になるのかな。しかし、3人は話をそらしたがる。次女は土に帰る樹木葬や母なる海への散骨が自然でいいとか言い出し心もとない。墓掃除も「やってきて」と▼それはいいとして、あなたたちが終生ひとり身だったらこの墓に入るかもしれないし、私たちの代での墓じまいでは父に申し訳立たない。そこで血縁直系問わず、望めば縁ある者は誰でも利用できる共同墓への改修はどうだろう▼その際、現在の「仲間家の墓」の刻印を「思い出でつながる仲間たちの墓」へと変えてもいい。「人の死は、墓や遺骨の有無と関係なく思い出の中にある」と弁じたところで夢が覚めた。(仲間清隆)

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