八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

与那国町選管 糸数氏の異議申し立て棄却

「外間守吉」にフリガナが付けられていた票(上の写真右)と「まかま」と記載された票(同左)。「糸数」の記載に誤字のあった票(下の写真上)と「イトカス」と書かれた票(同下)。いずれも無効と判断された=8月6日午後9半すぎ、開票所となった町構造改善センター

「外間守吉」にフリガナが付けられていた票(上の写真右)と「まかま」と記載された票(同左)。「糸数」の記載に誤字のあった票(下の写真上)と「イトカス」と書かれた票(同下)。いずれも無効と判断された=8月6日午後9半すぎ、開票所となった町構造改善センター

無効票判断納得できず 県選管に審査請求へ

 【与那国】8月6日の町長選で落選した糸数健一氏が、有効票を無効とする行為があったなどとして、選挙の無効を求める異議申し出を町選挙管理委員会(玉城孝委員長)に21日付で提出していたことが分かった。町選管は同日付で、仮に有効票だとしても選挙結果が変わる可能性は認められないとして棄却した。糸数氏と選対幹部は23日、選管事務局で詳細な説明を受けたが、「納得できない」として県選管に審査請求を行う考え。「選挙結果に関係なく、これを黙認するわけにはいかない。今後の選挙のためにも、ただすべきところはただすべきだ」としている。

 町選管によると、無効票58票のうち、候補者名のほかに他事記載があったものが28票、どの候補者を記載したものか確認しがたいものが17票あった。開票所での取材では、これらの票にはいずれの候補者名か特定できるものも多くみられたが、投票管理者と立会人は「フリガナ」「訂正のための取消線」「書き直し」「書き損じ」「誤字」などがあったことを理由に無効と判断した。

 このうち、糸数側は、どの候補者を記載したか確認しがたいもの17票が有効票と主張。これに対し町選管は、17票を糸数氏の得票と仮定しても598票対609票となることから、「選挙の結果に異動を及ぼすおそれがあると認められない」と申し出を退けた。

 一方、疑問票の取り扱いについて、選管事務局は「投票者の意思をくみ取るのを軸にすべきだとの判例がある」と説明。投票管理者を務めた玉城委員長は「改善しなければならない。今後、立会人とともに選挙の前に勉強会をしたい」と述べた。

 2006年の石垣市議選では、仲嶺忠師氏の訴えにより、最高裁が「ナカミネヒトシ」の記載について「仲嶺氏の名前を誤読して記載したと判断するのが相当」として有効と認めた判例がある。

 このほか、開票立会人の数が外間側2人、糸数側1人だったことについて、糸数氏は、1人と規定する公職選挙法に反する行為と指摘。選管事務局も「誤った解釈によって1人多く受け付けたため、人数差が生じた」と認め、「外間側の2人を受け付けてしまったことは選管の間違い。2人まで出せると思っていた」と伝えた。

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム