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台湾島の南西側に小琉球という島がある。

 台湾島の南西側に小琉球という島がある。かつて沖縄と台湾を含むエリアに「琉球」や「琉求」といった表記が当てられていた名残だという。琉球郷公所という役場があり、学校などにも「琉球」の名が付く▽先月末、台湾紙に「小琉球にウミガメが来なくなる」という見出しを見つけた。小琉球はウミガメ観光で売り出しており、ダイビングで遭遇できる確率は8割超だという。しかし、である▽この記事はウミガメの生態について台湾全体の状況を報じ、研究者の話として「あと5年でウミガメは永遠に台湾に別れを告げるかもしれない」と述べる。原因として挙げられたのは人為的な環境の改変とレジャー、捕獲だ▽ウミガメが光に敏感だということはよく知られている。海辺で不用意にライトをちらちらさせれば、ウミガメが上陸しようとするのを妨げてしまう▽同郷公所は午後8時から午前4時までは海岸に近づかないように呼び掛けるが、観光業者からは「夜の海辺を歩くなとは言えない」との意見も。環境と観光の間にどうバランスを見出すか。小琉球でも悩ましい問題だ▽ウミガメは大洋を回遊する。台湾周辺でウミガメの生息環境が変われば、その影響は八重山にも及ぶだろう。地名のよしみもあって、観光客でにぎわう八重山の海を思い出した。(松田良孝)

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