松金物語 公演成功を祈願
- 2017年08月20日
- 芸能・文化
出演者ら石垣家の墓訪問
石垣市民会館大ホールでの旗揚げ公演を前に、八重山史劇「松金(マツンガニ)物語」(石垣市文化協会演劇部主催)の役者やスタッフら約20人が19日午後、物語の主人公の松金(マツンガニ)こと石垣喜宣(きせん)氏が眠る石垣家の墓を訪れ、公演の成功を祈願した。
松金は、1791年に石垣頭に登用された石垣氏の童名。物語は、幼少の松金が、士族の畑と知らずに芋(ムイアッコン)を掘っているところを見つかって泥棒呼ばわりされ、貧乏を恨んだが、士族の言葉に発奮して石垣頭に出世していく内容。
この日、舞台稽古を終えて墓前に手を合わせた松金役の仲大底学さん(33)=新川出身、東京都在=は「東京なので、なかなか皆と稽古を合わせることできないが、東京でも録音を聞きながら一人で練習している。松金の気持ちになってしっかり演じたい」と話した。
幼少期の松金役を演じる吉本琉煌斗君(白保小4年)は「舞台が大成功するようにお祈りした」と笑顔を見せた。
公演は9月16日に午後2時と午後6時の2部。入場料は高校生以上2000円、中学生以下1000円。全席自由席。
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