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南ぬ島石垣空港 海外向け戦略立案へ 市場開拓に期待

定期運航を行っている香港エクスプレス機。石垣市が本年度で輸出戦略を練る=2016年10月6日午後、南ぬ島石垣空港

定期運航を行っている香港エクスプレス機。石垣市が本年度で輸出戦略を練る=2016年10月6日午後、南ぬ島石垣空港

税関空港 「輸出の型」構築目指す

 南ぬ島石垣空港がことし4月に国際貨物の輸出入を直接できる税関空港に指定されたのを受け、石垣市商工振興課は来年3月までに、香港・台湾など海外向けの輸出戦略をまとめる予定だ。飲食、小売店、通販など地元業者を対象に海外で流通する可能性のある商品をリストアップし、香港で12月に開催されるフードフェスティバルに出展するなど、輸出テストを実施。商品の集荷から輸出手続き、輸出、荷受け、販路それぞれの課題を整理し、石垣市の実情に即した「輸出の型」を構築する考えだ。

 石垣空港の税関空港指定は市が要望して実現。県内では那覇空港に次いで指定され、全国では31カ所目となる。石垣空港と航路がある香港、台湾に直接輸送することが可能となっているが、▽どのような商品が求められているのか▽利益が得られるのか▽量が確保できるのか▽商社的機能をどこが担うのか—など課題も多い。

 本年度は税関空港活性化戦略の立案、流通課題の調査、特産品のプロモーションを行う。県全体の課題を把握しつつ、石垣市独自の戦略を立案するほか、特産品という商品だけでなく、飲食店への原料の供給などあらゆる販路の可能性を探り、商品・原料の輸出が定着できるよう効果的なプロモーションを展開する。

 輸出テストを通して商品リスト、商品開発、デザインなどのあり方をまとめ、事業者向けの輸出の手引きも作成する。商品の集荷・輸出を担う商社的機能を確保できるかどうかも検証する。さらに輸出貨物を税関手続きが終了するまでの間、空港内で一時保留する保税エリアの整備方法も検討する。

 市は来年度以降、この戦略をもとに課題解決に向けた取り組みを展開する。石垣空港には現在、香港エクスプレスが定期運航しており、担当者は「香港市場に可能性がある」と期待している。

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