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暦の上では秋を迎える立秋を過ぎたが石垣島

 暦の上では秋を迎える立秋を過ぎたが石垣島は猛暑が続いている。72年前、長崎の体感温度はきっとこの比ではなくもっともっと熱かったに違いない▼きょう9日は長崎原爆忌。昭和20年、米軍爆撃機B29によって人類初となった6日の広島に続き長崎にも原子爆弾が投下され、瞬時にして多くの尊い命が失われた▼広島、長崎の惨状は、国内で唯一の地上戦が展開された沖縄戦とともに戦後ずっと平和教育の原点だった。しかし、年々、体験者が減少し戦争を知らない親たちも増えてきた。それゆえに戦争の悲惨さと命の尊さを伝え続ける努力が重要になっている▼戦争の醜さ、悲惨さを頭の中で分かっていても実際にそれを体験した人たちの生の声は、圧倒的な迫力と具体性をもって迫ってくる。体験者が重い口を開き証言するのは、誤った国の政治により、再び悲劇を繰り返さないでと願う思いからである▼数年前、南風原町の沖縄陸軍病院南風原壕群20号壕に入り、沖縄戦を追体験した。その日は悪天候で「ドドーン」と鳴り響く落雷。さく裂する砲弾のように聞こえたのだろうか、体全体を小刻みに震わせて涙した元ひめゆり学徒の姿を忘れることができない▼戦争は人の命が粗末に扱われ、人間が人間でなくなるとも言われる。平和の希求、いつまでも人間でありたい。(鬚川修)

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