八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

八重山の夏の風物詩といえば豊年祭である。

 八重山の夏の風物詩といえば豊年祭である。1年の五穀豊穣に感謝し、来夏世の豊作を祈願する祭事は島の心と共にある▼先週から郡内各地で繰り広げられ、今週末には宮良、竹富、四カ字と続く。毎年、この季節になると血が騒ぐというのか、いてもたってもおられず古き良き地域の誇りである伝統文化を守ろうと本土などから帰省する郷友も多い▼人はいつどこにいてもふるさとが心の支えとなる。仕事や進学で島を離れた若者たちが戻り、日ごろ疎遠にしている親戚を回りあいさつする。地域全体がひときわ光輝く豊年祭はふるさととの絆を確かめる機会でもある▼それにしても心打たれるのはお年寄りとその子ども、さらに孫たちが同じ奉納芸能を演じる。地域の人々が一体化し、心を一つに伝統文化を継承している姿は感動的である。子は親の背中を見て育つと言われるように地域力という精神面の豊かさが人々を魅了してやまないのだろう▼先輩を敬い、躍動する若者たちを見るにつけ平和っていいなと思う。豊年祭が終わると、精霊さまを供養するお盆が目の前に迫ってくる。これらの伝統は、時代がどう変化しようとも後世に継承しなければならない▼美しい自然と伝統文化が息づくふるさと。魅力の地域力を発揮していつまでも平和な島であり続けたい。(鬚川修)

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム