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「直ちに命を守る行動をとってください」…

 「直ちに命を守る行動をとってください」とテレビが特別警報を伝えると、思わず身構えてしまう。死者行方不明者40人余を出した九州北部豪雨の記憶が生々しい▼これが北朝鮮ミサイルに絡むJアラート(全国瞬時警報システム)となると、もっと不気味だ。日本への落下が見込まれる場合に出される▼強い違和感を覚えるのは、ミサイルと自然災害である竜巻への注意喚起の内容が一緒のこと。「頑丈な建物や地下に避難」、屋内にいる場合は「窓から離れる」ことも同じ▼かの国がまたぞろICBMの発射準備に入ったと伝えられる。発射から着弾まで10分、Jアラートで警告しても避難できる時間はわずか1分しかないという。政府広報は「慌てずに行動を」と言うが、慌てずにいられようか▼ましてや核弾頭やサリン、VXなど化学兵器を搭載していたら、原発が狙われたら、推奨される避難訓練などいかほどの意味があるのだろう。1兆4千億円かけた迎撃システムは無力なのか。国の方針は「対話と圧力」▼求められるのは冷静さと非軍事に徹すること、世界の平和友好と非核化に外交目標を絞ることではないか。隣近所と仲良くできない国が「世界の真ん中で輝く」(17年総理所信表明)なんてできる訳がない。国民の命を守る行動に徹してほしい政府である。(慶田盛伸)

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