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食文化の発信拠点に 公設市場の今後のあり方

今後のあり方調査報告書で「石垣島の品質の標準」「八重山の食文化の発信拠点」のコンセプトが提起されている石垣市公設市場=8日午後

今後のあり方調査報告書で「石垣島の品質の標準」「八重山の食文化の発信拠点」のコンセプトが提起されている石垣市公設市場=8日午後

石垣市 検討調査報告書で提言

 石垣市はこのほど、公設市場の今後のあり方を検討するための調査報告書をまとめた。公設市場が質・サービスのスタンダードをけん引していく使命を持ち、八重山の食文化の発信拠点となるよう提言している。具体的なキーワードとしては▽気軽に立ち寄れる雰囲気と店構え▽地場特産品の取り扱いの強化▽「その場で食べたい」ニーズへの対応|などを挙げている。

 公設市場は、地下1階の生鮮売り場で入居店の減少や入居者の高齢化などによってにぎわいや活気が失われつつあるため、市は役割を見直す時期にあるとして、将来的なリニューアルを見据えた今後のあり方、機能改善の方策を検討。入居者や利用者らへのアンケート結果を踏まえ、ことし3月に報告書を作成した。

 コンセプトは「石垣島の品質の標準」「八重山の食文化の発信拠点」。

 「汚い、臭い」「表示の不備」などの不平、不満があることを覆し、「取扱商品はもちろん販売方法などサービスの質も石垣島の品質の標準とならなければならない」と指摘。「洗練された品と店を提供しつつローカルさを演出し、八重山のモノコトのこだわりを追及し、売り手と買い手のコミュニケーションも図りながら市場の持つ良さを現代風に編集し提供する」と提言している。

 施設面では▽清掃の徹底と清潔感の演出▽顧客ニーズに応えた営業時間|などを求めている。市場は月2回の日曜日が休業になっていることから、「チャンスを逃している」とし、にぎわい演出の一つとして定期的な夜市、朝市の導入を提起する。

 サービス面では、「その場で食べたい」というニーズに応えながら学び・交流の場の提供、品ぞろえの面では産地情報の表示義務の徹底を要望している。

 報告書は、入居者への聞き取りから「危機感の希薄さやあきらめ感も感じ取れ、どことなく人ごとにも聞こえた。原因の一つには顧客や地域のニーズだけでなく、販売者側のニーズも運営に生かされていなかったことも否定できない」と問題提起。検討されたコンセプトを関係者で試行しながら時間をかけて検証し、根付かせていく活動が求められるとしている。

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