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屋根に新工法採用 S型赤瓦を強力薬剤で固定

新庁舎の屋根に使用される赤瓦の試作品=3日午後、石垣市消防本部敷地内

新庁舎の屋根に使用される赤瓦の試作品=3日午後、石垣市消防本部敷地内

市役所新庁舎

 石垣市役所新庁舎の屋根に使用される赤瓦の試作品ができ、6月下旬に石垣市に届けられた。しっくいの模様をつけようと、一部に白い上薬を塗りつけて素焼きした新しい赤瓦で、設計業務を担う共同企業体(代表企業・株式会社隈研吾建築都市設計事務所、構成員・洲鎌設計室株式会社)が瓦製造業会社に依頼して開発した。雄雌の在来型ではなく、雄雌一体のS型瓦を、断熱効果もある特殊な接着剤で固定する新しい工法を採用する予定だ。

 旧石垣空港跡地で建設される新庁舎は、石垣の伝統と風土に根ざした建築を目指しており、屋根の赤瓦がシンボル的な存在となる。ただ、瓦と瓦の間をしっくいで塗り固める在来型の工法では時間も労力もかかる上、定期的なメンテナンスを要するなどコスト高になる。このため、白い上薬をS型瓦に使用した。

 出来上がった試作品は、枚数を抑えるため従来の1.2倍の大きさ。瓦製造業会社が6月下旬、来島し、消防本部敷地内の一角にサンプルを設置した。

 新庁舎建設室の大城智一朗室長は「満足している。見た目は在来型と変わらず、強力な接着剤を使っているため強度も上がっている。新庁舎の屋根は、新しい瓦と新しい工法で設置することになる」と話している。

 新庁舎では雨水を地下にためて利用することにしており、屋根に散水して熱による空調への負荷を軽減する。雨水はトイレ、樹木への散水にも使われる。

 同室によると、配置計画などを盛り込んだ基本設計はことし4月で終了。実施設計を年内に完了させ、来年3月までには建築工事の入札まで行いたい考え。2018年度から建設工事を進め、20年の早い時期の開庁を予定している。

  • タグ: 石垣市役所新庁舎S型赤瓦
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