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反戦平和」を貫き92年の生涯を閉じた大田昌秀元知事…

 「反戦平和」を貫き92年の生涯を閉じた大田昌秀元知事のことで八重山の人々が最も印象深いのは、「新石垣空港」建設のことだろう▼建設予定地を「変動の時代には、きょうの少数があすの多数に変わることもある」の“名言”で宮良牧中に強引に決め、その結果反対する地元農家や経済団体らに空港で“缶詰め”にされ、地元説明の石垣入りを阻止されたことだ▼押しの強さは時にこのように反発もされるが、「平和」を追い求める執念は保・革を超えて評価されている。その元知事と15、6年前意外な場所でお会いした。祝い事で出かけた愛媛県西条市のホテルでお見かけしたが、「講演に来た」とのこと▼当時は参院議員を務めており、「沖縄戦」や「反戦平和」で全国を駆け回っていることがそこでよく分かった▼学徒動員された「沖縄戦」で“地獄”を体験した大田元知事は、以来学者として政治家として「軍隊は絶対に民間人を守らない」「二度と沖縄を戦場にしてはいけない」と今の翁長知事の闘いにつながる平和希求に尽力した▼石垣への自衛隊配備には、尖閣に対する中国への漠然とした不安から賛成の市民も少なくない。しかしそこは元知事の「基地は標的になる」などの魂の訴えに耳を傾け、推進派の過度な中国脅威論に惑わされてはいけない。(上地義男)

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