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特養支援で1000万円確保 与那国町

離島活性化事業に3644万円

 【与那国】町は、入所者の減少や2015年度の介護保険報酬のマイナス改定の影響で経営の危機に陥っている特別養護老人ホーム「月桃の里」(定員30人)を支援する方針を固め、施設の支援補助金として1000万円を追加する2017年度一般会計補正予算案を、13日の6月定例町議会(糸数健一議長)に上程、承認された。

 補正予算は、1億623万円を追加して総額28億2023万円とするもの。通信制高校開設、複式学級解消に向けた実証実験と、農水産業新規従事者用の定住型住居設計費を盛り込んだ内閣府直轄の離島活性化推進事業3644万円、危険家屋と診断されている久部良小学校の教員宿舎と与那国小学校の一部校舎の撤去費2391万円なども計上された。

 社会福祉法人ダンヌ会(上地国生理事長)が運営する月桃の里は、入所者の減少で12年度から数百万の赤字が続き、報酬改定があった15年度には2142万円に拡大し、累積赤字は3793万円。09年度の台風被害に伴う損失を加えると5379万円に上る。入所者は13日現在、町内9人、町外10人と逆転、定員に11人満たない状況となっている。

 ダンヌ会は5月15日、施設運営の補助金と、町内からの入所を促すための入所費用の助成金を要望する文書を町に提出、上地理事長と外間町長が12日に面談していた。

 取材に対し、上地理事長は「必要不可欠な施設として町が誠意を示してくれた。ただ、本質的、根本的な解決は(定員に達するために)町内からの入所があるかどうか。今後、お互いに町内から入所しやすくなる方策を考えていきたい」と述べ、外間守吉町長は「町にとっては必要不可欠な施設。何とか立て直してもらいたい。町としても引き続き町内から入所できるよう応援していきたい」と話した。

 町総務財政課によると、1000万円の補助金を確保したものの、支出額については今後、中身を精査した上で決定するという。

  • タグ: 与那国町特別養護老人ホーム
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