八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

「ギを言うな!」とは、いかにも薩摩風を

 「ギを言うな!」とは、いかにも薩摩風を思わせる戒めことばである。議の字があてられ「へ理屈を言うな」や「言い訳するな」の意で使われる▼ところ変わって南国土佐では「たっすいことをすな!」という。薄っぺら、しょぼい、意気地がない、張り合いがないことをするなという、こちらも豪胆な教訓▼ビールの販売戦略にも用いられ、キリンが「たっすいがはいかんぜよ」と仕掛ければ、アサヒは「こじゃんとうまい」と応戦。「たっすい」を嫌う県民が軍配をあげたのはキリン。勝因は教訓の浸透か▼沖縄には「くとぅば じんじけー(言葉銭遣い)」などの黄金(くがに)言葉が伝わる。八重山では民謡でんさー節が歌にのせてさまざまな教訓を教える。「人やみぶし(三寸)ぬすぃた(舌)しどぅ うふどぅ(大胴)やふぁい(喰い)してぃ」は、舌先三寸が身を滅ぼす意。胸に刻もう▼さらに古いことわざに「でーじぃ あこーさ」(大事 恐れおおさ)がある。世間を甘く見、人を畏れ慎むことを知らない者への戒めである▼「てぃん(天)ん じぃー(地)ん ばぁ(我が)島」ともいう。唯我独尊のおごり。宮城信勇著「八重山ことわざ事典」にある。周辺4公民館と交わした約束を破るなど尊大、非礼に及んだあの方をどういさめるか。民を畏れ慎むべし。(慶田盛伸)

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム