八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

石垣市、竹富町 国内初の星空保護区

「南の島の星まつり」で楽しまれている星空。石垣市と竹富町が国立公園内の星空保護区「ダークスカイプレイス」の認定を目指している=2016年8月6日夜、南ぬ浜町緑地公園

「南の島の星まつり」で楽しまれている星空。石垣市と竹富町が国立公園内の星空保護区「ダークスカイプレイス」の認定を目指している=2016年8月6日夜、南ぬ浜町緑地公園

7月下旬に申請へ 石垣島北部と町内全域

 西表石垣国立公園内を国内初の星空保護区(ダークスカイプレイス)の認定を目指している石垣市と竹富町が、ことし7月24日に公園区域内の石垣島北部と町内全域を「ダークスカイパーク」として申請する方向で調整していることが5日までに分かった。認定の可否は約3カ月後となる見通し。国際ダークスカイ協会(IDA)東京支部(越智信彰支部長)によると、現時点の国内で星空保護区の申請に向けた動きはなく、認定されれば初めてとなるが、町内にある約600基余りの外灯の一部がIDAの認定基準を満たしていないことから、暫定認定になる見込みという。(砂川孫優、多宇清盛記者)

 ダーク—は国立公園区域内が対象。市は2015年12月から、IDAへの申請に必要な北部と町内の夜空の暗さや外灯の設置状況などの調査を、星空ツーリズム㈱(石垣市、上野貴弘代表)に委託して進めてきた。

 人工光量を調べる外灯調査では、町内の一部の外灯がIDA基準となる水平方向から5%上側に向き、光が上空に漏れている状態という。認定は、基準を満たした外灯の数が全体の3分の2以上となっており、市と町は3年以内に外灯の基準を満たす条件として申請を行い、仮に認定されても暫定という文言が明記される。

 3年以内に基準を満たさなければ保護区認定が取り消される。

 星空ツーリズムによると、今後は市と町から外灯の基準管理と改修に向けた行政の計画指針、環境省のサポートレターなどを英訳する作業が控えている。IDA東京支部会員も務める上野代表は「申請期日までに行政文書を添付すれば問題ない。国立公園内は、世界基準の暗い夜空があり、世界に認められることを期待している」と話した。

 町は、7月に外灯の管理について協議する検討委員会を立ち上げ、基準に照らし合わせた外灯の整備を進める方向で検討する考えだ。

 町政策振興課の通事太一郎課長は「整備や改修に向けては最初から100%を目指すものではなく、段階的に基準の規格にしていく」と前向き。

 国内初の星空保護区認定は「日本一きれいな星空」をアピールする好機。観光業界は「認定がいつになるか注視していたが、申請に向けて大きく動きだした。星空は観光の柱になり、年内の認定を実現してほしい」と期待を寄せる。

 市は将来的に市街地を含む市内全域を「ダークスカイコミュニティー」として認定を目指す考えだが、申請には光害に対する市民の理解や条例などが必要となる。

 市観光文化スポーツ局の大嵩久美子局長は「今後は(光害の)条例も見据えているが、まずは国内初の星空保護区認定を現実のものにしたい。星の島を国内外に発信したい」と話した。

  • タグ: 星空保護区ダークスカイパーク
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム