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レラ号 今秋から試験運航 基隆ー石垣間 週2便

今秋から台湾と石垣間で試験運航するナッチャン・レラ=2016年5月14日夕、石垣港

今秋から台湾と石垣間で試験運航するナッチャン・レラ=2016年5月14日夕、石垣港

入国手続きなど課題解消
段階的増便も視野

 台湾ー石垣航路の運航を見合わせていた高速貨客船「ナッチャン・レラ」(1万712㌧、旅客定員774人)が、ことし秋から試験運航する計画が具体化してきた。台湾物流大手、華岡集団(ワゴングループ、台北市)と戦略的パートナーシップ提携を結び、県内で総合物流を手掛けるシンバネットワークの㈱あんしん(浦添市、安里享英会長)は、昨年5月14日に同船を石垣へ初入港させて以降、調整を続けてきた石垣港への停泊や出入国手続きなどの課題が解消されたとして試験運航に乗り出す。計画は台湾の基隆港をメーンに週2便の運航を予定している。

 あんしんは昨年の初入港後、クルーズ船の寄港で過密状態にある石垣港岸壁への停泊と出入国手続きなどを行うCIQ施設の確保が難しいとして年内運航を断念。市や関係機関と調整を続け、石垣港への停泊と出入国手続きなどを船内で行う事でまとまった。地元観光業界と宿泊場所などの受け入れ条件も整えた。

 運航計画によると、週2便で基隆港と石垣港を片道約3時間30分で結ぶ。台湾や八重山の旅行会社と連動して1便250~500人規模の団体や個人客用の3泊4日、4泊5日のツアー商品を創出。現地プロモーションで送客需要を掘り起こす考えだ。

 運賃は空路で台北と石垣を直行便運航している中華航空(本社・台北市)との競合を見据えて低価格帯を検討。

 当面は台湾からのインバウンドを中心に運航させ、冬場の閑散時期に向けて段階的な増便も視野に入れている。また、同船を新たなインフラとして、台湾からの人材交流による八重山の人手不足対策にも着手したい考えも示し、観光と雇用の両面で可能性を広げる狙いだ。

 華岡集団の芳本強執行役員は「試験運航はチャーターベースだが、航路の新たなモデルを構築したい。目標は1日1往復運航」と期待を膨らませる。

 安里会長は「課題をクリアして(運航の)スタートを決めた。台湾と八重山の観光業界と協力して島々の魅力をPRしたい」と意気込んだ。

  • タグ: ナッチャン・レラ
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