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石垣市を甘藷の拠点産地へ 県農林水産部

農林水産戦略品目拠点産地に認定された石垣市の中山義隆市長(前中)ら関係者=9日、県庁

農林水産戦略品目拠点産地に認定された石垣市の中山義隆市長(前中)ら関係者=9日、県庁

石垣市に認定証交付
農林水産戦略品目

 【那覇】県が生産拡大や付加価値を高めることが期待される品目の産地形成を推進するため認定する農林水産戦略品目拠点産地に石垣市が甘藷(かんしょ)を対象品目に選ばれた。県が沖縄21世紀農林水産業振興計画に基づき選定した。今後は、産地協議会を中心に生産者、市が産地育成に取り組むほか、県から産地指導や栽培技術問題解決、各種事業の導入などの支援が受けられる。

 9日、県庁で行われた認定証交付式には、中山義隆市長ら関係者が出席。島尻勝広農林水産部長から認定証を受けた。中山市長は「観光の伸びとともに需要が高まっている。全国各地に石垣島の紅芋が広がっていくことを期待している」と述べた。

 石垣市では、2007年に市かんしょ産地協議会を発足し生産者の組織強化や品種の選定などを実施。11年には、沖夢紫の普及拡大を目指し、菓子製造を手がける八重山南風堂㈱の呼び掛けで「第1回沖夢紫生産者親睦交流会」を開催した。ことし3月には、石垣市甘しょ生産組合を設立。生産者や行政、菓子メーカーなどが連携し紅芋の石垣島ブランド創設に向け取り組んできた。

 今回、市は県奨励品種の紅芋「沖夢紫」などの甘藷を対象品目とした拠点産地に認められ、市かんしょ産地協議会を中心に生産者、行政などが協力して栽培技術の向上・平準化、安定した供給態勢の構築を図り、産地育成を推進する。具体的な取り組みとしては▽沖夢紫を軸とした石垣島ブランドの発信▽栽培・出荷ルール統一による市場評価の獲得▽イベントなどでの産地PRや消費者との交流—を挙げる。

 市内の甘しょ生産は、15年までの過去5年間の平均で作付面積18㌶、10㌃当たりの単位収量(単収)1553㌔、生産量280㌧。生産量の8割は加工食品用として出荷されており、品種の約7割が「沖夢紫」。

 市のかんしょ拠点産地育成計画では、20年までに生産農家60戸、作付面積35㌶、単収1500㌔、生産量525㌧を目標に掲げ、中山市長は「生産者、加工業者、販売業者、行政が連携しながら産地としての力を発揮し、生産量拡大やPR活動に取り組んでいきたい」と意気込んだ。

 島尻部長は「積極的な生産振興による沖縄ブランドの確立に向けて、これまで以上の取り組みの強化をお願いしたい。県としても事業の導入や栽培技術の普及など支援していきたい」と激励した。

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