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脳内出血死率、全国の倍以上

2次医療圏で脳内出血による死亡率が高い八重山の現状について話し合う八重山地区保健医療計画協議会=26日午後、八重山保健所2階会議室

2次医療圏で脳内出血による死亡率が高い八重山の現状について話し合う八重山地区保健医療計画協議会=26日午後、八重山保健所2階会議室

血圧コントロールが重要
地区保健医療計画協議会

 郡内の安定した医療確保について話し合う八重山地区保健医療計画協議会(事務局・八重山保健所、委員13人)が26日午後、同保健所2階会議室で開かれ、全国の2次医療圏で脳内出血による死亡率(標準化死亡比)が2008年から5年間で最も高い八重山の現状について議論した。

 報告では、標準化死亡率の全国値が100に対して八重山の男性は273.0、女性は226.7で共に全国ワースト。琉球大学医学部付属病院第三内科安全管理対策室の奥村耕一郎副室長は「県内で脳出血の発症地域は八重山が特に高い。予防には地域ぐるみで血圧のコントロールが重要」と助言した。

 八重山保健所がまとめた2010~14年までの5年間で郡内の死亡数と標準化死亡比で、脳内出血の死亡数が男性で92人(標準化死亡比250.1)、女性が68人(同262.4)と県内でも高い。

 市町村別の脳内出血の死亡数と標準化死亡比は、石垣市の男性が81人(同250.8)、女性は66人(同289.6)。竹富町は男性が4人(同128.2)、女性は2人(同86.9)。与那国町は男性が7人(同513.5)、女性は0人(同0)となっている。

 全国と比較した県内の脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)の現状と予防について説明した琉球大の奥村副室長は「脳卒中の危険因子は高血圧、喫煙、糖尿病。地域間の取り組みが必要」と強調した。

 また、2014年1月から16年12月末までの3年間で、八重山病院に脳卒中で搬送された件数は377件あり、内訳は脳梗塞が246件で18件死亡(死亡率7.3%)、脳内出血が114件で28件死亡(同24.6%)、くも膜下出血が17件で11件死亡(同64.7%)となっている。

 同病院の依光たみ枝院長は「八重山病院に搬送される患者のほとんどは重症化状態。離島も抱えているのでヘリなどによる急患輸送時間と気圧の問題はある。14年4月から不在の脳神経外科医の確保が求められる」と指摘した。

  • タグ: 脳内出血死八重山保健所
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