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16日の石垣島トライアスロン大会を取材して…

 16日の石垣島トライアスロン大会を取材して感じたことを一つ、二つ▼「諦めなければ可能性は無限大」と大書した横断幕を背に、競技用ではない普通の車イスでフィニッシュした選手がいた。うつむいてしばらく顔を上げられない。トライアスロン歴約20年で流した初めての涙だった▼豊見城市の赤嶺政則さん(54)は2011年4月、「脊髄動静脈奇形」という原因不明の病を患った。医師から「もう歩けない」と言われた。1年間の入院生活。絶望のふちに立たされた。その後、リハビリに励み、専用のつえをついて歩けるまでに▼長くは歩けない。競技は腕が頼り。スイムで海水を飲み込んでしまった。ランコースの新川小学校のグラウンドでは車輪がめり込んだ。でも諦めなかった▼赤嶺さんは「夢以上の現実を手に入れた」と喜びをかみしめた。障がい者もチャレンジ精神、努力、工夫があれば目標を実現できると言った。障がいの有無にかかわらず誰にでもあてはまる言葉だと思った▼もうひとつはバイクの一部とランのコースとなった市役所通りについて。選手が行き交う様は壮観だった。これほど観戦、応援に適した場所はない。出場者は「多くの市民に応援してもらった」と感激していたが、気恥ずかしい思いがした。少ないと感じたから。もっと工夫しよう。(比嘉盛友)

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