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日本は知らず知らずのうちに、軍靴の音が近づく…

 日本は知らず知らずのうちに、軍靴の音が近づくいつか来た道に後戻りする心配はないだろうか。シリアや北朝鮮情勢に対して〝強いアメリカ〟を誇示する米国に賛同。おかしいと思っても決して反対しない。これが「日米安保」の現実である▼一方で先月の核兵器の開発、実験、使用などを禁止する「核兵器禁止条約」の第1回制定交渉に参加しなかった。不参加の背景には「安倍晋三首相の意向」があったとされる▼先の大戦での唯一の被爆国として、参加するのが「核兵器なき世界」に向けた積極的平和貢献ではなかったか。世界各国に送る〝反核アピール〟は被爆者の強い願いと「日本の心」として共感が得られたと思うのだが▼国内に目を転じると、「共謀罪」の構成要件を改めた「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案の国会審議入り、戦前の教育勅語を学校教育で使うことの容認などが「戦前回帰」だと懸念されている▼教育勅語に至っては、沖縄戦での住民犠牲の記憶が刻まれる。皮肉にも住民は米軍の砲弾の中を逃げ惑い、倒れた。そればかりか守ってくれるはずの日本兵に壕から追い出され、「国のために死ぬのが美徳」教育を信じ、無念の死を遂げた人たちがいた▼戦争は忘れたころにやってくる。右傾化が急速に進む中、危惧の念を禁じ得ない。(鬚川修)

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