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無農薬の循環型農業学ぶ

液状のキトサンをトマトにかけ実演を行う前田理事(左)=13日午後、House農園石垣島

液状のキトサンをトマトにかけ実演を行う前田理事(左)=13日午後、House農園石垣島

前田氏が無害虫方法など紹介

 農薬などを使用しない環境に優しい循環型農業現場研修会(友愛の会・八重山商工PTAOB主催)が13日午後、House農園石垣島(長山長央代表)で開かれ、NPO法人循環型環境農業の会の前田純二理事が農作物の免疫力活性化法や佐賀県で実施されている、汚泥や処理水を活用した食物の生産技術について講話した。市内の農業経営者など約20人が参加した。

 講話で前田理事は、農薬や堆肥を使用せず、昆虫や糸状菌などの体に含まれる「キトサン(自然界ではキチン質)」という成分を使用し、本来農作物の持つ免疫力を最大限に活性化させ、害虫や病原体を寄せ付けない農業法を紹介。「キトサンを使用する事で、農作物が害虫の嫌う溶菌酵素のキチナーゼなどを分泌し、自らの体を守る。土壌に使用する事で炭素が増え、良質の土壌ができる」とその効果を話した。

 同農園では、キトサンを試験的に使用し、独自の栽培方法で、1年を通してトマトの栽培に成功している。

 前田理事は「現在は、農薬の多用で、受粉に必要な蜂や土壌の微生物が減少し、キチン質の循環が失われている」と指摘。「キチン質不足が農作物の抵抗性低下につながり、病気に侵されやすい要因の一つとなっている」と分析した。

 このほか研修会では、長山代表が徹底したデータづくりによる、ハウスでの年間を通したトマト栽培の技術も参加者に紹介した。

  • タグ: 無農薬循環型農業学
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