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人間どうしが殺し合う。戦争の悲惨さは…

 人間どうしが殺し合う。戦争の悲惨さは、人間の想像力の限界をはるかに超えている。だから体験したことのない人たちには、なかなか理解されにくい▼そこから戦争を知らない世代が増えると戦争が近づいてくるとも言われる。そうしないために戦争を知る世代から体験を学び取り、平和学習に生かしていくことが大切なはずだが、どうも国内外の政治情勢はそうはなっていないようだ▼自民党は先日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を新たな段階の脅威と強調。敵領内のミサイル発射装置などを破壊する敵基地攻撃能力の保有と迎撃態勢の強化を早急に検討するよう政府に提言した。これに安倍晋三首相は「この認識は米国も同じだ。提言をしっかり受け止めたい」と前向きだ▼これに応えるかのように米太平洋艦隊のスウィフト司令官は「日本政府がその道を取ると決めれば、日米の軍事関係は容易に適応できる」と見解。米軍・自衛隊間の調整に大きな問題は生じないとの見方を示した▼敵基地攻撃能力の保有には、米国から新型迎撃ミサイルなどを導入しなければならず、陸上自衛隊のミサイル基地配備計画が予定されている石垣市も無関心ではいられない▼過去の戦争は軍拡が進み、敵だという憎しみが国民に浸透したときに起きている。愚の骨頂、歴史の教訓を忘れたくない。(鬚川修)

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