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沖縄東邦が営業所新設 郡内で医薬品卸売事業展開

八重山で初めて医薬品の備蓄倉庫を備えた営業所を新設した沖縄東邦㈱=3日午前、市内大浜

八重山で初めて医薬品の備蓄倉庫を備えた営業所を新設した沖縄東邦㈱=3日午前、市内大浜

 県内で医薬品卸売事業を展開する沖縄東邦㈱(本社・西原町、伊集院良憲代表取締役社長)は3日、石垣市大浜に医薬品の備蓄倉庫を備えた八重山営業所を新設した。これにより、台風などの自然災害時でも郡内医療施設に医薬品の安定供給が可能となり、離島医療を含めた地域包括ケアサポートの体制強化を図る。郡内で医薬品を管理・供給する卸売り事業所の参入は初めて。同社は今後、旧石垣空港跡地へ県立八重山病院が新築移転することで供給量の増加を見込んでおり、機能拡大に向けて同跡地への移転も視野に入れている。

 同社によると、約2年前に八重山地区医師会や同歯科医師会、同薬剤師会などから備蓄可能な医薬品業者の新設要望を受けて開設を模索。ことし1月に親会社の東邦ホールディングス㈱(本社・東京都、濱田矩男代表取締役社長)が新規開設を決定後、市内大浜の旧ココストア大浜店を2月に改装し、備蓄機能を設けた1階鉄骨造の営業所を設けた。

 施設の延べ床面積は194.1平方㍍。このうち約116平方㍍が倉庫で、医療用医薬品やワクチンなど約1300品目を取り扱う。地元雇用は約10人を見込んでいる。

 台風などで本島から空・海路の輸送機能が停止した場合、医薬品の供給遅れを防ぐため備蓄されている在庫で対応するなど、地域医療のリスク軽減に備える。

 離島への医療流通の構築に向け、初めて県内離島へ参入した同社の福良義則取締役副社長は「われわれのメリットを生かして郡内3市町を網羅した地域包括ケアを確立させ、八重山の医療を支えたい」と述べ、八重山営業所の玉城治仁所長は「郡民の皆さまと信頼関係を築き、長期的な視点で営業所を運営したい」と意気込んだ。

 八重山地区薬剤師会の山城専会長は「地域医療を考えるなかで医薬品卸売業者の新規参入は欠かせない。緊急時の対応にも助かる」と期待した。

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