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救急搬送 過去20年で最多の2168人 前年を172人上回る

16年、救急車を利用した搬送人員が過去最多となった(資料写真)

16年、救急車を利用した搬送人員が過去最多となった(資料写真)

16年市消防本部 「転院搬送」など要因

 石垣市消防本部管内の2016年の救急車による搬送人員が前年を172人(7.9%)上回る2168人と過去20年間で最多となった。市消防は、救急を含めた搬送人員の増加について、観光客などによる交通事故の増加と、医療機関から別の医療機関に患者を搬送する「転院搬送」が要因、としている。転院搬送の中には、緊急性の低い搬送もあり、医療、消防両機関による救急車の適正利用のルールづくりが求められる。

 転院搬送は、症状の悪化などにより、収容先の医療機関で処置ができず、専門的な別の医療機関に患者を搬送するもの。

 市消防によると16年、転院搬送は307件で前年比59件(19.2%)増で、全救急搬送件数の14%を占める。離島からの患者を港から市内の病院に搬送する場合も含まれる。中には緊急性の低い軽症患者の転院搬送もあり、救急車がその患者に拘束され、別の急患搬送が適切に行えないケースも発生している。

 消防庁と厚生労働省は〝限りある搬送資源を緊急性の高い事案に優先して投入〟するため昨年、各地域の医療機関と消防機関が実施するメディカルコントロール(MC)協議会で、転院搬送における救急車の適正利用のガイドライン策定を推進するよう沖縄県へ通達した。

 市消防は、全国的に広がっている民間が行う患者の搬送サービス等も参考に「本年度のMC協議会で、医療機関と適正利用に関する話し合いをしたい」としている。

 また16年の市消防管内の救急車出動件数は過去最高の2492件(前年比254件、10%増)で、頻回利用者による救急要請—などの増加が要因。

  • タグ: 救急搬送石垣市消防本部
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