八重山建設産業団体連 空港線の早期開通要望
- 2017年04月01日
- 政治・行政
市長「予定通り進めたい」
建設や土木事業者など10団体で組織する八重山建設産業団体連合会(会員199社)の米盛博明会長ら役員は3月31日午後、石垣市役所市長室に中山義隆市長を訪ね、県道石垣空港線(新石垣空港アクセス道路)の早期開通を求める要望書を手渡した。
2020年3月に完成予定の石垣空港線をめぐっては、市文化財審議会(石垣博孝委員長)がルート予定地内にある宮良高山原の旧大浜町浄水場跡の文化財指定を求めているが、中山市長は3月市議会一般質問で空港線の開通を優先する考えを示している。
要望書は、アクセス道路の早期完成による市の経済発展などの観点から市長の方針を強く支持しているほか、同跡の建造物と希少種を移設する場合に協力するとしている。
米盛会長は「この問題で建設予定の新宮良橋工事が止まっている。保存か道路の利便性向上をめぐって工事の進捗(しんちょく)遅れが懸念される」と指摘した。
中山市長は「経済損失や交通の安全性などを考えたら現在の計画で進めたい。保全には配慮しながら県と予定通り進めたい」との考えを改めて強調した。
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