八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

石垣市議会3月定例会が終わった。陸上自衛隊…

 石垣市議会3月定例会が終わった。陸上自衛隊配備について、中山市長は昨年末の「諸手続き開始表明」発言に関して「受け入れ表明ではない」と強弁した。案の定、野党議員から「詭弁(きべん)」「ごまかし」と批判された▼強弁は陸自配備だけではない。市文化財審議会が文化財指定を建議していた旧大浜町浄水場跡地についても同様だ。「新空港アクセスのルート変更の場合、8年遅れることになり、東京五輪と次の五輪が終わった後になる。あまりにも経済的損失が大きい」と▼「周辺住民の負担、安全性」についてはわかる。交通量の増加も誰がみても問題だろう。だが、なぜ経済をてんびんにかけ「損失」とまで言い切るのか。なぜ「東京五輪」を引き合いに出すのだろう▼宮良高山の豊かな自然環境も、審議会の建議も一顧だにされなかった。はるばる於茂登から水を引き、配水した先人の労苦をしのぶよすがである。井戸の水くみから解放された人々の喜びの証は、配慮すべき文化資源だ▼観光客でにぎわっていればいいのか。経済さえ豊かになればいいのか。違和感を覚える▼「巧言」という表現がある。巧みに言葉を言いまわす。口先でうまくいう。論語は言う。「巧言令色鮮(すくな)し仁」と。仁の心が欠けている。八重山言葉では「徳ぬねーぬ」が近いか。(慶田盛伸)

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム