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人は誰でも嫌なことは忘れたいと思う。

 人は誰でも嫌なことは忘れたいと思う。しかし、1万5893人が亡くなり、今なお12万人が自宅に戻れず避難生活を余儀なくされている東日本大震災から6年目の現実を、しっかりと伝えていかなければ福島の実相は闇に葬られてしまう▼大震災による津波で「想定外」という一言では片付けられない福島第1原発事故は、長年続けた仕事や築き上げた人間関係まで失い、涙に暮れる毎日、家族離散、精神的不安定など人々の人生を一変させている▼そのような中で開催された政府主催の追悼式で安倍晋三首相は、これまで毎年式辞に盛り込んできた「原発事故」の文言を使わなかった▼福島県の内堀雅雄知事の「県民感覚として違和感を覚えた」との発言は、現在進行形で被害がいまだに続いている被災地の長として当然だろう▼安倍首相は安価で国有地が払い下げられた大阪の「森友学園」問題の国会答弁で、異常に興奮して「印象操作」だと早口で叫ぶ場面が多々見られた。原発事故の文言不使用はその印象操作ではないかと見る向きもある▼さて、わが郷里はどうか。石垣島の運命を左右する陸自配備計画で、市が防衛省と手続き開始前に事務調整していたことが判明した。同問題は情報公開が原則であり、当局には市民の疑念を招くようなことがあってはならない。(鬚川修)

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