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新庁舎建設、与中東側を断念 外間町長が施政方針

施政方針演説を行った外間町長=9日午前、議場

施政方針演説を行った外間町長=9日午前、議場

3月定例町議会 水道施設改良で硬度の低減図る

 【与那国】外間守吉町長は、10日開会した3月定例町議会で2017年度施政方針演説を行い、主な施策を説明した。本年度から10年かけ、老朽化が著しい水道施設を改良するなどして硬度の低減を図る簡易水道事業に取り組む方針を示した。新庁舎建設では、検討委員会から答申のあった与那国中学校東側について用地取得の難航が予想されるとして断念、周辺の用地で選定を進めていく考えを明らかにした。

 町によると、簡易水道事業は10年間で総額18億円を計画。初年度は5000万円で調査設計業務を行う。庁舎建設で外間町長は「用地取得にメドがつき次第、基本設計に着手したい」と述べた。

 このほか、マルチビームを用いて「海底遺跡」の測深調査を実施、海底精密地形図を作成し、観光資源や学術研究に役立てる。同時に、与那国独特の地形・地質についても調査を行う。

 与那国特産の長命草とクシティ(コリアンダー)をハウス内で年間を通して栽培ができないか実証する事業に取り組む一方、長命草に加えクシティも島独自の野菜として県の戦略作物に指定されるよう加工品開発を推進できる体制を整備する。

 島周辺海域がシラスウナギの来遊海域であると推定されることから、来遊を確認するとともに養殖の可能性を調査する。外間町長は「成果が得られれば町における一大主要産業として位置づけ、漁業経営の向上・安定化と地域振興が図られるよう努める」とした。

 与那国花織りの魅力を発信できる施設の整備に向け、17年度で基本計画、18年度から19年度で建設を予定。焼却施設は17年度で実施設計を終え、18年度から2年かけて整備する。比川小学校の校舎建て替えに向けた地質調査、設計業務も行う。

 陸揚げされ、集落内への配線作業が行われている光ケーブルについては早いところで3月末から利用でき、9月までには島内一円でサービスが開始される。超高速ブロードバンド環境を有効に利活用するため、さまざまな分野を網らするICT利活用計画をとりまとめる。

 10月8日に台湾省花蓮市との姉妹都市締結35周年を迎えることから、訪問団を派遣。12月1日の町制施行70周年では、式典などの記念事業を計画する。

 外間町長は「町民の安心・安全を重要課題と位置づけ、常に責任ある使命感をもって、町政運営にまい進する」と決意を表明した。

  • タグ: 3月定例町議会
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