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春3月に思うこと

正念場の辺野古、森友学園、予算議会など

 春3月を迎えた。観光に支えられ八重山を含め沖縄の経済や雇用は引き続き好調だが、基地問題に春は遠い。安倍政権の理不尽な埋め立て工事は着々進み、辺野古新基地建設は正念場だ。翁長知事はまずキャンプシュワブの阻止現場を訪問し、連日諦めない闘いをする反対住民を激励し、その上で次の一手を早急に打つべきだ。

■山城氏の長期拘留は拷問だ

 さらに理不尽なのは反対派のリーダー、沖縄平和運動センター議長の山城博治さんの長期拘留だ。がんを抱え逃亡の恐れもない病人を家族との面会も拒み4カ月余も拘束し続けるのは拷問と同じ不当な弾圧だ。理不尽な沖縄弾圧には断固として抗するべきだ。

 格安で国有地が払い下げられた大阪の森友学園の問題は、いみじくも「安倍政治」を浮き彫りにした。幼稚園児に時代錯誤的に「教育勅語」を暗唱させ、軍歌を歌わせるなどの戦前回帰型の教育は、安倍首相が求める日本の姿なのだろう。だから昭恵夫人も「素晴らしい」と感動して一時名誉校長に就き、首相も好意的だったのだろう。

 首相夫妻も含めてさまざまな疑惑が取り沙汰されている国有地払い下げ問題は、徹底した真相解明が必要だ。

 その首相は総裁任期延長で2021年9月まであと4年余の在任が可能になった。小中高校から大学や幼稚園・保育所にまで日の丸・君が代を広げ、森友学園に見られる「愛国教育」を加速させる戦争も辞さない戦前回帰型の安倍政権が続くと、この国や沖縄の行く末はどうなるのか正直怖い。

■市民運動会に違和感

 3月は各市町村とも予算議会だが、議員の皆さんは予算の使い道をしっかり論議し、十分チェック機能を果たしてもらいたい。石垣市は市制施行70周年で29の記念事業を発表したが、市民運動会には違和感だ。

 それは市長が昨年暮れ突然、候補地周辺公民館や多くの市民の反対を押し切ってミサイル基地受け入れを表明して市民を賛否で分断しながら、市政70周年で15年ぶりだからと言って果たして反対市民も心を一つに喜んで運動会に参加できる状況かということだ。

 仕事始め式の「幸せ度調査で全国一を目指す」との発言にも違和感を覚えたが、市長はミサイル基地受け入れが石垣市の将来にどれほど重大な影響を与え、どれほど多くの市民が不安を持っているか事の重大性を認識しているようには見えない。市民の融和を図るには自衛隊受け入れを撤回すべきだ。

■忘れない東日本大震災

 市教委の副読本の刊行継続断念も、従軍慰安婦、南京虐殺を「自虐史観」と批判する安倍政治を反映した教科書採択に続く保守市政ならではの対応だ。そこに自衛隊まで入れば石垣市の右傾化、軍事化を止めるのは難しい。それはいずれも好ましいものではない。

 新庁舎も完成予想図を見てあまりに立派なこの庁舎はいったい誰のためのものか、市長はじめ市職員のためか、市民のためか。庁舎に50億円もの金をかける必要があるのか、もっと質素な庁舎でも良いではないか疑問を感じた。超一流建築家の設計で基本設計も決まったいま議論の余地はないのか。

 11日は東日本大震災から6年目を迎える。大惨事を忘れてはいけない。

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