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十六日祭の2月に思うこと

辺野古新基地、幼稚園、観光のことなど

■辺野古、重大局面に

 今月12日はグソー(後生)の正月の16日祭だ。いま沖縄ではさまざまなことが起きている。あの世のご先祖様はそれをどういう思いで見ているのだろうか。石垣では好調な観光を喜ぶ一方、ミサイル基地受け入れ表明などでいつか来た道に戻ることを憂いているかもしれない。ご先祖様に安心して正月を迎えさせるためにも、市長に受け入れ表明の翻意を望みたい。

 名護市辺野古の新基地建設は、翁長知事の訪米を尻目に着々着工準備を進めていた政府が6日、海上での本体工事を強行し、重大局面に入った。

 「米国第一」で入国禁止令などを連発するトランプ大統領も顔負けの安倍首相の「米国ファースト・沖縄切り捨て」の横暴ぶりだ。

 翁長知事は前知事の埋め立て承認を直ちに取り消し、国に対抗すべきだ。座り込みの反対運動の皆さんも、高江の二の舞いを避けるため新たな対抗措置が必要だ。政府の横暴と理不尽な沖縄差別は、病気の反対運動リーダー逮捕と長期拘束、面会拒否に表れており、あまりにひどい弾圧というものだ。

■教訓が教訓にならない石垣市

 「皆さんの話は琴線に触れない」と上から目線の教育委員の暴言でさらに反発を招いた5人未満の幼稚園休園問題は、結局2年間先送りで決着した。しかしそれも自衛隊受け入れ表明に続いて同問題も強行すれば、来春の市長選に影響するとの政治的配慮があって延期したとの見方は当然だろう。

 それだけに市長選後を警戒する声が早くも出ている。しかしなぜこの問題が起きたのか、当然市長サイドで農村地域の活性化策が講じられるべきだ。

 同問題では中山市政の与党自民党でも対応が割れたが、ゴルフ場問題で生じた亀裂は「覆水盆に返らず」で市長選に影響は避けられないだろう。

 「歴史の中に答えがある」との名言があるように、中山市政を見ると過去の歴史や教訓が教訓になっていない。それは新空港建設をはじめクルーズ船客受け入れのシャトルバス運行、新火葬場や不発弾保管庫建設、そして今回の幼稚園休園問題や自衛隊受け入れなどだ。当事者らの頭越しに一方的に決める横暴が次々繰り返されている。

 「沖縄戦」など過去の大きな過ちの歴史や新空港建設などの教訓に学ばず一方的に決める同じ過ちを繰り返す中山市政に、今更ながら懸念や不安を感じる市民は少なくないだろう。

■観光振興、雇用の質も影響

 新空港開港以来好調が続く八重山観光は、ついに120万人台を達成し、今年は目標を131万人に決めた。観光消費額も過去最高の780億円台を突破したこの好調な観光にけん引されて八重山経済も好調を持続、雇用も大幅に改善された。むしろ人手不足が深刻化している。

 この好調を維持するには観光地としての魅力アップと共に、観光業で働く人たちの待遇と働く環境を整備し誇りを持たせることだ。難しい接遇の割に安い賃金では働く意欲も上がらず、これが人手不足となって観光産業にもサービスの低下などで悪影響を与えかねない。好調な今だからこそ正社員化など雇用の質の改善に努めるべきだ。

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