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中山市長「了承すべてOKでない」

受け入れ表明撤回の要請に対応する中山義隆市長。表明前に菅官房長官らと面会していたことを明らかにした=1月31日午後、庁議室

受け入れ表明撤回の要請に対応する中山義隆市長。表明前に菅官房長官らと面会していたことを明らかにした=1月31日午後、庁議室

受け入れ表明の撤回を求める石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会のメンバーら=1月31日午後、庁議室

陸自の受け入れ表明前、菅長官と面会確認と強調 撤回「内容による」と回答

 石垣島への自衛隊配備計画をめぐり、中山義隆市長は1月31日、事実上の受け入れを表明する前、首相官邸で菅義偉官房長官ら政府関係者と面会していたことを明らかにした。受け入れ撤回を求めて要請に訪れた「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」(共同代表・上原秀政氏ら5人)のメンバーに伝えた。中山市長によると、表明5日前の昨年12月21日、菅長官、若宮健嗣防衛副大臣と会い、近く配備に向けた手続きの了承を発表すると伝えるとともに、地元の要望や疑問などについて調整していくことを確認したという。中山市長は「手続きの了承はすべてOKではないということを伝え、先方も了解した」と強調した。

 菅官房長官らと面会した理由について中山市長は「地元の声をその都度聞いて調整することの担保、約束を取り付けて表明したかった」と記者団に述べた。

 中山市長は要請団に「配備に関して(防衛省は)手続きを進めるという前提なら発表できるが、その前に中身を公表できないということなので、詳細な資料が出てくれれば、市民に公開して議論ができると考えて手続きを了承した」と述べた。

 4公民館の意見を聞かずに表明したことについては「本来なら4公民館の不安、疑問を官邸に持って行き、配慮して下さいと伝えた上で了承の話をしようと思ったが、会えなかったので、今後、市側から要望や疑問点を伝えるので、すべて進めるという話ではないということを確認した。先方もこれを了解したので記者会見して発表した」と説明。

 受け入れの撤回はあり得るのかとの質問に「内容による」と答えた。手続き了承後、防衛省からの情報提供については「事務方で日程を調整しているが、詳細な資料はもらっていない」とした。

 菅官房長官らとの面会は、東北の子牛購買者を訪問する前。連絡会事務局の藤井幸子氏は「情報公開すると言ったのにその件はひと言も触れられていない」と指摘、中山市長は「公務の前段で会った。政務は公開する必要はない」との認識を示した。これに藤井氏は「公務ではないのか」と情報公開のあり方を疑問視した。

■陸自受け入れ表明 市長に撤回要請決議提出

 市民大集会の共同代表ら

 石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会の上原秀政、金城哲浩、八重洋一郎の共同代表ら17人が1月31日、受け入れ表明の撤回を求める市民大集会決議を中山義隆市長に手渡した。中山市長は「私も集会に参加して生の声を聞かせてもらった。決議はしっかりと受け止めさせてもらう」と述べた。

 上原代表は「住民の声は切実なものがある。このことを深く認識して撤回をしてほしい」と要望。金城代表は「住民の声を幅広く聞いて決断するとの約束を果たさぬまま表明したことにほんとに憤慨している。攻撃的なミサイル基地は危険。白紙に戻してほしい」と訴えた。

 連絡会のメンバーは「攻撃の対象になる」「住民は攻撃を受ける覚悟がないといけない。安易に受け入れるべきではない、地元住民を無視した計画であると言えないのか」などと攻撃の対象になる危険性を指摘。市長は「防衛省の説明には一定の理解をしている。内容については手続きを進めて詳細が出てくる。それを市民にオープンにして議論したい」と述べた。

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