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産業まつり無くていいのか

運営体制立て直し、今年は復活を

■今年も開催できない?

 産業まつりはことしも開催できないのか。昨年、出展業者が少なく中止になった八重山の産業まつりは、運営を担当する八重山青年会議所側が、「1月から新役員体制になったので、ことしの開催は2月に全体会議を開いて決める」とし、現時点ではまだ不透明であることが分かった。

 先月の実行委では開催を望む声が相次いだが、確かに産業まつりは八重山の特産品などモノ、人、産業をアピールし育てる地域活性化に重要なまつりであり、ぜひ運営体制を立て直し、復活してもらいたい。

 この八重山の産業まつりは、地場産業の振興を図る総合展として宮古も同様に1977年に沖縄本島地域より1年遅れで始まり、ことし40年目を迎える。県八重山支庁が主導し各行政機関や産業団体を網羅して官民挙げて開催されたが、2007年の30回目から今の八重山青年会議所が運営を引き受ける民間主導のまつりになった。

■石垣市などの対応は疑問

 それが昨年は、出展業者が少なく運営財源の確保が困難だとして台風以外で初めて中止に追い込まれた。青年会議所によるとまつりの運営は、県から約90万円の補助と出展業者の出展料でまかなっており、石垣市や各産業団体から一切補助はない。そういう中で昨年は126の出展募集枠に約50業者の申し込みしかなく、約20万円の赤字が見込まれたため、やむなく実行委員会に提案し中止が決まったという。

 そこで疑問なのが、石垣市をはじめとする実行委員の各産業団体らの対応だ。20万円程度なら石垣市をはじめ各団体が助成して中止を回避できただろう。しかもまつりは島の産業をアピールする生産者や事業者にとって大切な場なのに、なぜもっと中止決定に慎重にならなかったのかということだ。

 市が500万円を補助して実施しているTV番組「ナイナイのお見合い大作戦」も、さんばしマーケットや美崎町カフェなども大切なイベントだが、一方で産業まつりは県以外の補助もなく、あまり重要視されているようには見えない。まして中山市長は八重山青年会議所の理事長経験者だ。

■官民挙げて盛り上げを

 宮古は商工会議所が主導して特産品販売や宮古の織物展、ロボット展などの各種展示やアトラクションなど官民挙げて多種多彩に開催している。

 八重山も青年会議所に“丸投げ”でなく3市町はじめ農協、漁協、商工会、観光協会などの産業団体が現在の運営体制を見直し、財源も今の出展料依存の300万円前後の少ない予算では知恵と工夫も限界があるだろう。3市町の補助などでしっかり確保し、官民挙げてまつりを盛り上げるべきだ。

 イベントも現在、漁協は独自にお魚まつり、農協はゆらてぃくまつりを開くなど、ばらばら感が強い。県内の各自治体もそれぞれ独自の産業まつりを開いているが、それは特産品振興や地域活性化にまつりが不可欠だからだ。

 昨年は出展を予定していた事業者から「自社商品をPRする場が無くなった」と残念がる声があったが、実行委を構成する行政や産業団体はあらためて産業まつりの果たしている役割を熟慮し、復活に努力していただきたい。

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