八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

特産品の海外販路拡大へ 香港で観光物産フェア計画

香港販路で国際貨物の一翼を担う可能性が期待される香港−石垣間を直行便で結ぶ香港エクスプレス社=2016年10月6日午後、南ぬ島石垣空港

香港販路で国際貨物の一翼を担う可能性が期待される香港−石垣間を直行便で結ぶ香港エクスプレス社=2016年10月6日午後、南ぬ島石垣空港

香港で人気が高い日系企業などが運営する百貨店が並ぶ香港市内=2016年10月9日夜、香港尖沙咀

来月末〜3月上旬、税関空港指定も目指す

 香港で特産品の販路拡大を目指す石垣市は、2月末から3月上旬に現地で「観光物産フェア」を開催し、地元消費者の購買意欲向上とマッチングに向けて調整を進めている。市は南ぬ島石垣空港を関税法に基づき貨物の輸出が可能な税関空港への指定を目指しており、同フェアを足がかりに香港への貨物量の拡大と市場ニーズ、物流コスト面などの把握に取り組む。税関空港指定後の輸送は香港−石垣路線で直行便を運航する香港エクスプレス社=本社・香港東涌(とうちょう)=と輸送態勢を構築する考えで、海外販路の拡大に向けた動きを加速させている。(砂川孫優記者)

 香港での観光物産フェアは、市の特産品を販売する観光物産展に加えて香港エクスプレス社とタイアップした石垣への観光プロモーションを同時開催し、物産と観光の相乗効果を狙う。

 開催場所は香港に住む日本人を含め、現地の人々の購買力と認知度拡大、新規取引を見込んで香港市内で日系企業が運営する大型百貨店を計画。日程は約5日間を予定。

 香港で特産品の販路拡大に向けて模索を続けてきた市商工振興課(宮良長克課長)は当初、香港の西灣河(サイワンホー)で日本食材を扱うアンテナショップ「道の駅香港」で試験販売を計画していたが、香港市場に向けた流通やニーズなどを把握するため物産フェアにかじを切った。今後は同駅での試験販売も見据えている。

 一方、香港に販路を持つ市内の事業者は、那覇空港を経由する国際物流ハブ事業などを活用しているが、離島からの時間やコスト、手続き面で課題は多い。

 これに対して県内第2の国際物流ハブ空港を狙う市は、今回のイベントを手始めに香港向け国際貨物の一本化と貨物量の増加、コスト面の低減化に着手する考えだ。

 南ぬ島石垣空港の税関空港指定について石垣税関支署の担当者は「具体的に何を輸出するかが課題だが、石垣のポテンシャルは高く、条件も悪くない。地元の貢献につながるのであれば税関としてもバックアップしたい」と述べた。

 市内で加工品を製造する男性(37)は「税関空港の指定は海外へ販路拡大の夢が広がって歓迎だが、海外からの輸入品が入り込まないか懸念はある。動向を注視したい」と慎重だ。

 同課の西銘基恭補佐は「香港で販売する商品の翻訳やラベル表示、通関手続きの簡略化や市場ニーズなどを把握することが第一歩。国際定期便の利便性を生かして税関空港の指定に弾みをつけたい」と期待した。

  • タグ: 香港観光物産フェア
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム