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ホテル日航八重山 ブランド一新

4月1日からブランド名を変更して「アートホテル石垣島」としてオープンするホテル日航八重山=18日午後、同ホテル

4月1日からブランド名を変更して「アートホテル石垣島」としてオープンするホテル日航八重山=18日午後、同ホテル

4月からアートホテル石垣島 運営会社、県内初フルサービス型

 国内でホテルや旅館の管理・運営を行う㈱マイステイズ・ホテル・マネジメント(本社・東京都港区、麻野篤毅代表取締役社長)は、運営するホテル日航八重山のホテルブランドを一新して4月1日から「アートホテル石垣島」としてオープンすることを18日発表した。ホテル日航八重山は1989年4月に南西グランドホテル石垣から名称を変更。29年間にわたり八重山観光をけん引し、地元客から「日航」の愛称で親しまれてきたが、名称が消えることになった。マイステイズ・ホテルチェーンが展開するフルサービス型ホテルブランドの開業は国内5軒目、県内では初めてとなる。

 同マネジメント社は昨年9月から㈱オークラニッコーホテルマネジメント(本社・東京都品川区)に変わりホテル日航八重山の管理・運営を開始。島内ではフサキリゾートヴィレッジの管理・運営も行っている。

 マイステイズは現在、4月1日のリブランドオープンに向けて客室の拡大やロビー、外観の改装工事に着手している。

 特徴はホテル2階の和室宴会場を改装してファミリールーム2室を新設するなど客室は現在の236室から244室へ増室。収容人数も470人から約780人に拡大し、国内外から増加する観光客の受け入れを広げる狙いだ。

 また、新たに13階のラウンジを改装して50人までの宴会やウエディングに対応したバンケットホールなどを新設。運営中のフサキリゾートヴィレッジと連携して両ホテル間をシャトルバスで運航する「リゾートパスプログラム」で施設の相互利用の向上を図る。

 ホテル日航八重山がオークラニッコーホテルズとして提供している各種会員サービスやポイント制度、マイレージに関するサービスは3月31日まで利用可能。

 ホテル日航八重山で勤務する正規社員や契約社員、パートなどを含めた約190人の雇用形態は継続される。

 同社は改修費や初年度の目標などについては未公表としている。

 マイステイズの広報担当は「今後、ホテルを増設する計画はなく、アートホテル石垣島とフサキリゾートヴィレッジの連携強化で相互施設の利用を高めたい。会員サービス制度については検討中」と述べた。

 ホテルのブランド変更についてホテル日航八重山の羽地宏幸総支配人は「日航ブランドを29年間培ってきたノウハウとフサキリゾートヴィレッジとの連携を生かして新しいホテルを地元の皆さんに定着させ、世界に通用するホテルを目指したい」と期待を込めた。

■消える「日航」名称

 地元に愛され29年惜しむ声

 石垣島のシティー型ホテルの先駆けとして地元から愛されてきたホテル日航八重山の名称変更に利用者は「日航は石垣島を象徴するホテル。名前が変わるのは残念」と名残惜しむ声が多く聞かれた。

 同ホテルは1984年2月に南西グランドホテルとして開業。当時は客室予約や食品管理などに専用コンピューターを導入するなど県内トップの設備を誇った。総工費は58億円が投じられた。

 89年4月から現在のホテル日航八重山に名称を変えて運営を続けてきた。

 ホテル名の変更に毎朝、宿泊客の利用待ちで待機するタクシー運転手の富田位置(いさむ)さん(65)は「市内に日航の名前があるホテルはここしかない。消えるのはもったいない」と残念がった。

 ホテルを発着する路線バスを利用する亀川芳子さん(88)は「十六日祭用のオードブルを注文したり、日航は地域に根付いていた。バス停の名称も変わるのは寂しい」と話した。

 ホテルのバイキングや施設を頻繁に利用する女性(37)は「新しいホテルになってこれまでの会員制度が無くなるのは困る。そういうソフト面も魅力だった」と指摘した。

 羽地宏幸総支配人は「地元の皆さんに多く利用して頂いて感謝。ホテル単独の会員制度などをつくり、これまで以上の高品質で満足度の高い信頼できるホテルにしたい」と述べた。

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