八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

感動プログラムの開発を 文化観光シンポ

文化観光都市づくりについて意見を交わすパネリストら=14日午後、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

文化観光都市づくりについて意見を交わすパネリストら=14日午後、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

有識者ら外部視点で助言 伝統への新価値創出に期待

 文化体験などの観光オプションづくりの一環として石垣市は14日午後、市内ホテルで「文化観光シンポジウム」を開き、市に関係のある有識者らが特別講演やパネルディスカッションを通して文化観光都市のあり方を探った。外部の視点を生かしながら伝統文化に新しい価値を見いだしていく取り組み、文化・観光・スポーツで感動できるプログラムの開発などを求める意見が出た。

 市役所新庁舎の設計業務を担当している建築家の隈研吾氏は講演で「その場所の個性を生かし、引き立てるような建築づくりが必要。新庁舎では地元の素材を生かしながら集落の感じを残したい。市役所に観光客が遊びに来る時代。文化を発信する重要な場所になる」と文化施設としての可能性を指摘した。

 討論には、市観光アドバイザーの谷口正和氏を司会に5人が登壇した。

 文化庁文化芸術創造都市振興室長の佐々木雅幸氏は「石垣の自然文化に魅せられたクリエーターが集まり、伝統に新しい価値を見いだしていく。そういうまちを目指してほしい」と助言。先進的な表現を紹介し続けているクリエイティブクラスター代表の岡田智博氏は「石垣はユニークな場所。市が橋渡し役となってクリエーターの新しい仕事を作り出そうとしている。よそから来た人が石垣の良さを塗り重ねることができる」と評価した。

 県文化振興会理事長の平田大一氏は「感動して心の洗濯ができる感動体験型産業を提言したい。新しい感動、新しい発見、新しい自分との出会いの場として、八重山の可能性は高い」と強調した。

 もうひとつのテーマとなった2020年の東京五輪については平田氏が「パラリンピックに特化した文化プログラム、スポーツプログラムをつくるほうがよい。沖縄の精神はパラに向いている。ユニバーサルサービスとしてのハードインフラ、あらゆる人たちが参加できるコミュニティーづくり、障害者に対する意識の変化をレガシーとして残せる」と提言した。

 中山義隆市長は冒頭のあいさつで「足元に光る宝を発見し、大切に継承していきたい。東京五輪に向けて取り組むべき道筋を示し、文化観光都市をつくりたい」と決意を述べた。

  • タグ: 文化観光シンポジウム
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    ページ移動

    キーワード検索フォーム