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「上村」利活用へ調査費 18年度予算

西表祖納にある通称・上村(ウイムラ)一帯の利活用に向けて竹富町に協力を求めた祖納公民館の屋重美館長(左)=11日午前、町役場町長室

西表祖納にある通称・上村(ウイムラ)一帯の利活用に向けて竹富町に協力を求めた祖納公民館の屋重美館長(左)=11日午前、町役場町長室

竹富町、祖納公民館に意向

 西表の祖納公民館の屋重美館長らが11日午前、竹富町役場を訪れ、集落外にある通称・上村(ウイムラ)一帯の利活用への協力を要請。町は2018年度予算に調査費を計上する意向を明らかにした。要請に応じた前鹿川健一副町長は「一緒になって計画や事業の推進に取り組んでいきたい」と述べた。約7万平方㍍の国有地がある上村一帯の利活用は、土地の払い下げを含め国も前向きな姿勢を示している。今後、町と公民館は土地利用について協議する方針で、事業化に弾みがつきそうだ。

 上村の一帯は、戦時の1941年から42年に国の所有となり、戦後は、米国民政府、財務省へと管理が移った。現在は土地の一部を放牧地や農地として住民に貸し付けているが多くが荒れ地のままで、4カ所の町指定文化財の史跡・天然記念物がある。

 利活用をめぐっては、同公民館の長年の懸案事項となっており、昨年7月には公民館が財務省に対して初めて要請を実施。同省は、土地の払い下げに向けて町と計画を策定するよう求めるなど取り組みが活発化している。

 同公民館は、少子高齢化を特に懸念し、上村の利活用から人口増につなげたい考え。要請で屋館長は「西表祖納に縁がある人のUターン、Iターンを促したい」と理解を求めた。

 前鹿川副町長は「定住条件の整備を図るとともに雇用の場の創出を何とかしないといけない。関係課と一緒になって手を携えて頑張りたい」と述べ、町企画財政課の東金嶺肇課長は「17年度の事業でまずは調査を行いたい。その際は協力してほしい」と求めた。

 波照間出張から帰任した西大舛髙旬町長は「公民館側でも利活用の方法を考えてほしい。われわれも一緒になって取り組み、足がかりをつくりたい」と語った。

 要請には、同公民館産業部長の那根淳氏と副館長で町議の那根操氏が同行した。

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