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「休園では地域廃れる」 ひらくぼ幼稚園

市教委の説明会に出席する住民ら。休園措置に反対の声が続出した=17日夜、平久保小学校体育館

市教委の説明会に出席する住民ら。休園措置に反対の声が続出した=17日夜、平久保小学校体育館

市教委説明会 保護者や住民反発

 来年4月から入園申込者が5人未満の幼稚園を休園措置とする方針を決めている石垣市教育委員会は17日夜、申込者が1人となっているひらくぼ幼稚園の保護者や地域住民などを対象にした説明会を平久保小学校体育館で開いた。約20人が参加し、「幼稚園は地域の柱。なくなると地域全体が廃れる」「これだけ反対の声が上がっているんだから保留すべきだ」「1人いるんだから開園を」など反対の声が続出した。

 大得英信教育部長は、休園措置を決めた経緯を説明した上で、これまで地域への説明がなかったことを陳謝。「休園ということではなく、対象園の事前説明会という位置づけ。ご理解いただきたい」と述べた。

 2年前に移住し、再来年に入園させたいと考えているという朝倉隆介さん(35)は「休園になってしまったら移住者はいなくなってしまうと思う。なぜこの時期に説明会なのか。納得がいかない」と不満を漏らした。

 男性の住民は「せっかく移民を地域に入れてここまでやってきたのに、幼稚園や学校がなくなったら99%廃村になる。『理解してほしい』というが、私たちのことこそ理解してほしい」と要望した。

 同幼稚園の座間味玲子園長は「幼稚園も小学校も地域に支えられている。1人でもいれば開園してほしい。子どもたちが安全に幼稚園や学校に通える方策を練っていただきたい。もっと寄り添ってほしい」と声を震わせた。

 小学生の保護者は「園児数が5人以上になったことは今までにもなかったと思う。1人だからという理由で休園にするのは間違っている。幼稚園と小学校が地域にとっていかに大切か分かってほしい。続けていく形で検討してもらいたい」と涙ながらに訴えた。

 出席者からは「行政が言っている北部活性化や移住促進に逆行している」「ここに住みたいと思えるようにするのが行政の仕事ではないか」「大事な教育の場所がなくなれば人は来なくなる」などと不満の声が相次いだ。

 大得部長は「きょう上がった意見を持ち帰って教育委員に伝えたい」と述べるとどめた。

 説明会は22日午後7時から川原小体育館でも行われる。

  • タグ: ひらくぼ幼稚園休園
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