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戦争の共通点を考察 カンボジア派遣の大城教諭

カンボジアに派遣された八重山商工高校の大城美由紀教諭(正面)の説明を受けながら、写真のタイトルを考える生徒たち=6日午後、同校

カンボジアに派遣された八重山商工高校の大城美由紀教諭(正面)の説明を受けながら、写真のタイトルを考える生徒たち=6日午後、同校

八商工1年生と公開授業

 JICA草の根技術協力事業「沖縄・カンボジア 博物館から発信する平和教育普及プロジェクト」で8月にカンボジアに派遣された八重山商工高校(真栄田義功校長、生徒384人)の大城美由紀教諭が6日午後、同校で公開授業を行った。1年生34人を対象にカンボジア内戦や沖縄戦、八重山の戦争の写真を使いながら共通点について考えてもらった。

 同プロジェクトでは、沖縄からカンボジアへの人材育成支援だけではなく、内戦の歴史や平和教育に関する取り組み、課題を学んでもらい、学校現場の授業で実践してもらおうと、新たな試みとして高校教諭1人が派遣された。来年4月には事業成果発表シンポジウムなども予定されている。

 大城教諭は公開授業で三つの戦争に関する写真を6グループにそれぞれ1枚ずつ配布。「共通点はどこか」と問いかけ、生徒たちがタイトルを考えて発表した。

 生徒からは「戦争に関係ない人が犠牲になっている」「理由もなく無残に殺された人がいる」「小さい子が巻き込まれている」などの意見が上がった。

 大城教諭は「戦争の悲惨さを見て『かわいそう』と感じることも大事だが、時代や国境を越えて、戦争がどういう構造になっているかを考えることも大切。一般市民の立場から戦争をとらえてほしい」と呼び掛けた。

 多宇彩花さん(観光コース1年)は「今は平和に暮らせているが、いつ戦争が起こるか分からない。毎日を大事に過ごしていきたい。苦しんでいる人々のためにできる募金活動などを増やしていけたら」と感想を語った。

  • タグ: カンボジア派遣公開授業八重山商工高校
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