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「保全したい感想持った」中山市長 

旧大浜町浄水場跡を視察する中山義隆市長(右)=29日午前、石垣市宮良高山原の市有地

旧大浜町浄水場跡を視察する中山義隆市長(右)=29日午前、石垣市宮良高山原の市有地

旧大浜町浄水場跡を視察 文化財保護、可能か調査研究へ

 中山義隆石垣市長は29日、市文化財審議会が文化財に指定して保全・活用を求めている、宮良高山原の市有地内にある旧大浜町浄水場跡を初めて視察した。視察後、中山市長は八重山毎日新聞の取材に「まず現場を見ようと視察したが、自然環境を含めて保全したいという感想を持った。ただ、手続き上の件やアクセス道路との兼ね合いもあるので、今後、早急に研究したい」と述べ、どのような方法で保全が可能か調査研究する考えを明らかにした。

 浄水場跡をめぐっては、空港アクセス道路のルート上にあることから、市がどう対応するかが焦点。文化財の指定権限は教育委員会にあるが、土地所有者の同意を得なければならず、今回の場合は市長となる。中山市長の発言を受け、市が今後、文化財保護とインフラ整備のはざまでどう折り合いをつけていくか注目される。

 文化財課は現在、審議会の建議書を受け、文化財保護条例に基づき、指定予定範囲を確定するための調査を進めており、県や市長部局の関係課に意見照会を行っている。

 視察で中山市長は、担当職員から説明を受けながら事務所、ろ過池、滅菌室、配水池、送水管などの各施設を見て回り、周辺にあるヤエヤマシタンやヤエヤマクマガイソウなど貴重植物も確認した。

 担当職員は「この案件は審議会の委員から上がり、審議会も現地調査をして確認した。審議会の意見を受け、調査を始めている。(アクセス道路ありきの)前提で進められると調査は生かされない。調査の成果をみた上で、せめてここだけは(ルートから)外せないかという交渉にもっていけたらと思っている」と説明した。

  • タグ: 旧大浜町浄水場跡
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