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不発弾処理2138人避難 中心市街地で29年ぶり

不発弾処理隊によって安全化処理され、トラックに運び込まれる250㌔爆弾=26日午後5時半ごろ、タウンパル山田前のゆいロード

不発弾処理隊によって安全化処理され、トラックに運び込まれる250㌔爆弾=26日午後5時半ごろ、タウンパル山田前のゆいロード

70事業所、営業停止余儀なく

 今月4日に石垣市大川204のタウンパル山田前のゆいロードで見つかった英国製250㌔爆弾1発は26日、予定より22分遅れの午後4時37分から現地で信管離脱作業が行われ、同5時20分に完了した。作業開始後、避難対象区域内で進入者が確認されたため、一時中断した。中心市街地で不発弾が発見、処理されるのは、今回とほぼ同じ場所で行われた1987年7月15日以来29年ぶり。処理壕(ごう)や防護壁の強化で避難対象範囲は、当時の半径400㍍から283㍍に縮小されたものの、1246世帯2138人が避難、70カ所の事業所が営業停止を余儀なくされ、およそ3000人以上の住民生活や経済活動に大きな影響が出た。

 石垣市は同日午後1時、市役所玄関前ピロティで、自衛隊や警察など関係機関を網らした現地対策本部(本部長・中山義隆石垣市長)を設置。職員約200人が午後1時30分前後から29地区に分かれ、住宅や店舗を戸別訪問して避難を誘導、広報車と防災無線でも協力を呼び掛けた。午後3時45分から避難区域内に接続する道路が全面通行止めとなったが、避難の誘導に時間がかかり、午後4時35分に完了。

 これを受け、陸上自衛隊第15旅団第101不発弾処理隊の隊員が仮保管庫の不発弾を、高さ6㍍、直径3㍍の強固な処理壕にクレーンで移した後、信管離脱作業を行い、弾底の信管を離脱した。処理壕の周りに1㌧の土のう袋240個で囲って防護壁をつくり、万一に備えた。

 処理隊によると、不発弾は直径約33㌢、長さ約110㌢。信管離脱後、崎枝の保管庫に運ばれた。土のうなどもほとんどが業者によって撤去された。

 中山市長は「市街地での処理だったので心配もあったが、無事終了することができてよかった。自衛隊の処理はスムーズにいったが、途中、避難区域内に進入者があったため作業が中断した。これを教訓にして今後、警戒態勢を再構築したい。多くの市民に協力をいただき感謝したい」と述べた。

  • タグ: 不発弾
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