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石垣市議会 「土人、県民向けではない」 反対派の言動も批判

「不穏当発言」として抗議する意見書案に起立して賛成する議員=24日午前、市議会本会議場

「不穏当発言」として抗議する意見書案に起立して賛成する議員=24日午前、市議会本会議場

意見書、賛成多数で可決 警察官の負担軽減求める

 高江での米軍ヘリパッド工事現場周辺で機動隊員が反対住民に「土人」と発言した問題をめぐり、石垣市議会(知念辰憲議長)は24日の臨時会で、「今回の発言は県民に向けられたものではなく、県民への差別発言でもない」とし、警察官と活動家の発言を「不穏当」と抗議する意見書を可決した。反対住民の言動も「警察官の人格、尊厳を傷つける発言」と批判、警察官の負担軽減など警備体制の改善を求める内容。野党と公明が「県民への差別発言だ」「市議会が、県民に向けられたものではないと認めることができるのか」などと反対したが、11対8で賛成が上回った。(8面に関連)

 提案者の仲間氏は取材に「私も現場をみているが、100人中10人が本土から来た活動家。土人発言は活動家に向けられたもので県民にではない」と強調した。

 意見書は、警察官や沖縄防衛局職員に向けられた反対住民の発言として「お前は心が歪(ゆが)んでいる」「米軍の犬、政府の犬、安倍の犬、デブ、豚、熊」「お前ら、顔覚えているから、街で会ったら覚えておけ」などを列挙、「こうした発言は問題とせず、警察官の発言のみ取り上げることはあまりにも一方的」と指摘している。

 その上で「警備を行ってきた警察官の心身の健康を維持することが困難になることが懸念される」とし、高江地区の秩序を維持し地域住民の安全を確保するため、警察官の▽負担軽減▽十分な休養と心のケアなどを求めている。国家公安委員長らに送付する。

 意見書案には野党と公明が「公権力を持つ警察と市民を同等に抗議すべきではない。警察官擁護の内容だ」(長浜信夫氏)「全体に反対ではないが、反対運動している人たちも県民。差別発言以外の何物でもない。この文言を削除してもらいたい」(小底嗣洋氏)、「言葉は受け手がどうとらえるかだ。市議会が、県民に向けられたものではないと認めることができるのか」(平良秀之氏)、「沖縄の基地の現状を考えると決議は残念」(宮良操氏)などと反対。

 与党は「県警だけでは対応ができない。反対運動がエスカレートしており、異常事態にあるのは看過できない」(砥板芳行氏)、「反対運動をしている人たちは県外から来ており、高江地区の住民ではないとの報道もある。反対派は罵詈(ばり)雑言の発言をしており、本土の活動家に向けた発言の可能性があり、県民に発したものではない」(友寄永三氏)、「県外の活動家と認識しており、県民に対する発言ではない」(仲嶺忠師氏)などと賛成した。

■「活動家」追加

 石垣市議会臨時会で24日、賛成多数で可決された「高江現場における不穏当発言に抗議し警備体制の改善を求める意見書」は、10月28日の県議会臨時会で自民党から提案、否決された意見書案に一部手直しを加えた内容となっている。

 市議会の意見書は「不穏当発言防止の徹底化を図ること」の対象に「活動家」を追加して警察官と並列扱いに。さらに「高江地区の秩序を維持し、反対派住民の権利を守り、地域住民の安全を確保すべく以下のことを強く要請する」から「反対派住民の権利を守り」の文言を削除した。

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