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サメ駆除を観光資源に 持続可能な事業創出へ

漁業者とともに一本釣りでヒットしたメジロザメを船上に引き上げる水産課職員=21日正午すぎ、石垣島白保沖合

漁業者とともに一本釣りでヒットしたメジロザメを船上に引き上げる水産課職員=21日正午すぎ、石垣島白保沖合

石垣市水産課が調査開始

 石垣市水産課がサメ駆除を観光資源にしようと調査を進めている。サメは、釣果を横取りしたり、漁具に被害を与えたりする漁業者の天敵。市は毎年、一括交付金などを活用して八重山漁協一本釣り研究会など3団体のサメ駆除を補助しているが、観光と連携することで補助金に頼らない駆除事業の創出を狙う。具体的には、一本釣りによるサメの捕獲を釣り客の体験型観光プログラムとして開発する考え。本年度で実証実験を行い、来年度以降に具体的な方策を検討し、参加料収入などで駆除事業が行える仕組みを構築する予定だ。サメ駆除は毎年のようにテレビで放映されるなど、全国的な注目度は高いとみられ、観光資源として生かせるかどうか注目される。

 水産課によると、本年度は実証実験を4回予定しており、これを基にどのような観光プログラムが可能か調査する。漁協、観光協会、商工会などとも連携する。水揚げしたサメのヒレなどを販売し、事業費に充てることも想定する。

 事業創出に向けた第1回の実証実験が21日、白保沖合水深100㍍余の海上で行われ、比嘉幸宏主事ら職員2人が漁船(7.3㌧)に乗り込み、玉城淳船長(44)のサポートを受けながら電動リールで一本釣りを体験した。

 エサ用として釣り上げたムロアジを生き餌に一本釣りの仕掛けを投入。直後にヒットしたが、船上に引き上げようとしたときに仕掛けが外れて逃がしてしまった。再度のチャレンジで65㌔のメジロザメを射止めた。

 玉城船長は「サメは引きはおもしろい魚だと思うが、サメだけだと持ち帰っても食べない。食べる楽しみのある魚も狙いながらサメ釣りをするのがいいかもしれない。電動リールではなく手動でやればスポーツとしての楽しみもあると思う」と感想。

 比嘉主事は「引きがすごいのでやってみて面白かったが、暴れたりするので安全面に配慮する必要があると感じた。八重山にはサメ駆除の経験者がいるのが強み。方向性をきちんと見いだせば観光客も楽しめるのではないか。今後、もっと練ってみたい」と話している。

  • タグ: サメ駆除観光資源石垣市水産課
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