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八商工寄宿舎完成遅れ

入札不調で着工できず、更地のままの八商工寄宿舎建設予定地=16日午後

入札不調で着工できず、更地のままの八商工寄宿舎建設予定地=16日午後

入札不調、9月以降に

 来年3月を予定していた八重山商工高校(真栄田義功校長、生徒385人)の寄宿舎の完成が同9月以降にずれ込むことがこのほど、分かった。県教育庁施設課によると、入札不調で建築施工業者が決定せず、ことし中の着工を断念。次年度まで期間を延ばすことになり、担当者は「可能な限り早めに対応していきたい」と話している。八重山農林高校の寄宿舎を利用している同校の生徒からは「残念。ショック」という声が上がっているほか、同校には次年度の入学に関する問い合わせも寄せられており、影響が出そうだ。

 八商工は7日付で保護者や竹富・与那国の両町教育委員会に改築の遅れを知らせる文書を送付。その中で「今後各種の工事手続きを2017年1月末あたりまで行い、着工に取りかかる計画。新学寮の完成は早くて17年9月以降になる予定」と説明している。

 また、ホームページ(HP)の次年度入学者選抜募集要項の下部にも入寮を停止している旨と、詳細を掲載している。

 同校によると、次年度の入学を考えているとみられる中学生の保護者から「他校もしくは島外の受験を考えた方がいいのだろうか」といった問い合わせが数件寄せられており、真栄田校長は「定員割れの学科もある中で、さらに入学希望者が減るのでは」と懸念している。

 当初は1年間だけ八商工の生徒を受け入れる予定だった八重山農林高校にも負担が強いられることになる。

 八重農の渡久山修校長によると、10月23日の八商工の体育祭の翌日、同校は振り替え休日となったが、八重農は通常授業で、昼間の管理体制に不備があったという。「八商工の寄宿舎はないから舎監は必要ないと予算が削られたようだが、うちはあくまでも母屋を貸しているだけ。来年も同じ状態が続くのであれば、舎監は各校1人の2人配置してほしい」と県に要望している。

 八重農の寄宿舎を利用している八商工商業科観光コース2年の小林都子さん(16)は「楽しみにしていたし、4月には入れると聞いていたので、本当に残念でショック」と肩を落とす。通常は自転車通学だが、雨の日は寮生で割り勘してタクシーを利用したり、歩いて行ったりすることも。「慣れてはきたが、学校が近くにあるのとないのとではだいぶ違う」と、早期完成を望んでいる。

 一方、野球部で早朝の練習も行っている徳元亮真君(17)は「特に問題ない。卒業するまでに新しい寮に入れれば別にいいかなと思う」と話しており、遅延への影響を感じていない生徒もいる。

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